材料発掘 津田駒工業(6217) 炭素繊維、復配、株価100円台の3材料

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第3四半期決算発表は来月9日 なるか5期ぶり復配

津田駒(6217) 週足

津田駒(6217) 週足

津田駒工業(6217)がここから関心を集めそうだ。

東レによる米国炭素繊維メーカーの買収が伝わり、炭素繊維に関心が集まる中、津田駒は炭素繊維複合材の積層機械などを開発。その機会は米国のボーイング787向けで納入実績がある。また、航空機の小型部品にも本格参入。昨年4月に航空宇宙産業の品質認証「AS9100(JISQ9100)」を取得し、今年4月から航空機の小型部品生産を開始している。

一方、中国市場ではエアジェットルームを中心にユーザーの設備投資意欲が改善。工作機械関連事業も米国市場の堅調、中国市場に回復の兆しが出ており、円安による価格競争力を生かして受注活動が活発化している。

同社は11月本決算企業であり、第3四半期決算(昨年12月から今年8月)は10月9日の発表予定。第2四半期まで収益は赤字だが、その決算短信で「第3四半期以降の生産・売上水準は大幅な拡大を見込んでいる」とコメントしている。

そして、現状では今期配当は未定だが、3円までの範囲での復配の可能性も一部で指摘されている。復配となれば、2008年11月期以来、実に5期ぶりとなる。

株価は5月高値246円から調整した後の戻り一服場面。ともに上昇転換した75日移動平均線を25日移動平均が上抜けてゴールデンクロスを達成したばかり。PBR(株価純資産倍率)0.8倍の株価180円台には値ごろ妙味も十分。炭素繊維、復配期待、値ごろと地合いに沿う材料がそろい、会社側の業績コメントを信じるならば、ここから水準訂正が進みそうだ。

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