根強い人気を維持する自転車 軽量化などで気軽な移動手段に

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東日本大震災後のガソリン不足時に需要が拡大した自転車が根強い人気を維持している。

震災直後に交通機関がマヒする中で、渋滞の影響を受けづらい自転車は、確実な移動手段として見直される動きとなってきた。しかも、都市部では、自治体が駐輪場の整備にも乗り出したことで、主婦層に加えて、ビジネスマンの利用も拡大している。

また、円安などの影響で燃料価格が上昇する中で、近距離移動として重宝されてきたバイクや軽自動車は低燃費技術が進化したとはいえ、利用者には燃料コストが重荷になっていることも大きい。人力が動力源である自転車は購入費用以外の日々の運用コストはほぼ不要で、気軽に移動できるのが魅力だ。

そのような状況下で、メーカー各社は軽量化や電動アシスト自転車の性能強化で、より移動しやすい新型車の開発に取り組んでおり、需要を一段と喚起する状況になっている。近年では、軽量素材の採用や新素材の駆動ベルトで走行性能が進化していることも人気を高める要因になっている。

あさひ(3333)は、大規模自転車専門店を全国にチェーン展開。ネット通販を含めてさまざまな商品の販売を行っている。

ブリヂストン(5108)は、11月上旬よりチェーンの代わりにカーボン樹脂のベルトで駆動するスポーツタイプの自転車を投入する。カーボン樹脂のベルトは、従来のチェーンと異なり、注油の必要がなくメンテナンスが容易なことが魅力だ。

また、以外なところでは、パイオニア(6773)がサイクルコンピュータ分野に取り組んでいることも注目したい。

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