IPO社長会見 サンワカンパニー(3187) 建築業界の商習慣に挑戦

IPO 個別 社長会見


谷口亙社長

谷口亙社長

サンワカンパニー(3187)が9月13日、マザーズに新規上場した。上場2日目に公開価格(950円)の約3.7倍に当たる3,500円で初値を形成した。上場当日の記者会見で同社の谷口亙社長=写真=は次のように語った。

明朗会計を実現…同社は洗面、キッチン、タイル、ウッドデッキなど、デザイン性の高い住宅設備機器や建設資材のインターネット通販を手掛ける。リフォーム情報を入手するとき、インターネットを使う人が増えているが、建設資材・住宅設備機器業界には個人には価格を見せないで流通させるという業界慣習があるため、価格情報が不足している。中で当社はホームページに価格を明示し、ワンプライスで販売。顧客ニーズに完全に合致する商売を手掛けている。

ネット販売でお値打ち価格を実現……従来型流通工程では、製造現場からユーザーに届くまでに下請け工場、メーカー、一次問屋、二次問屋など複数社を経るが、当社はメーカーから仕入れ、ネットで販売することで流通工程を簡素化。これにより圧倒的な価格差を実現している。類似商品と比較すると販売価格は4―7割安となっている。

国内外で成長目指す…リフォーム需要の拡大が見込まれる中、インテリアコーディネーターを配したショールームを大都市圏に展開し、客数増と客単価アップを目指す。ショールームを訪問した人と、そうでない人の客単価は倍違う。上場に伴い調達した資金は、福岡、横浜のショールームの設備投資に充てる。中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)を中心に海外展開にも乗り出している。海外ではホテルプロジェクトなど物件単位で営業を掛けていく。

<記者の目>
住宅設備、建設資材業界の流通革命児といえる。ショールームの拡充、IPO(新規上場)による知名度向上もバネに来9月期も増収増益が読まれる。

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