大手が動く「メモリアルサービス」 明瞭な価格設定で人気に

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家族葬を筆頭にコンパクトな葬儀が普及する中で、大手がメモリアルサービスを拡充する動きを強めている。

これまでは、宗旨・宗派や寺院、霊園を含めて、トータルな資金が不明瞭(めいりょう)で、多くの顧客は葬儀後の資金計画を練ることに苦心していた。しかし、大手のメモリアルサービス会社では、個々のサービスを定額化し、明瞭かつ格安な設定を打ち出すことで、大きな安心を与えることに成功している。核家族化が常識となった現在では、従来のような大規模な葬儀を敬遠する傾向も強まっており、大手各社のサービスが一段と浸透することが期待できそうだ。

ティア(2485・2部)は、名古屋を地盤に葬祭会館を小商圏でドミナント展開している。「家族葬セットプラン」などが高い評価を受けている。

イオン(8267)は、イオンリテールを通じて2009年より葬祭事業を行っている。140項目にわたる独自の品質基準を満たす全国約490社の葬儀社と提携し、「イオンのお葬式」ブランドを展開。9月1日より宗旨・宗派を問わず納骨・永代供養ができる合祀墓を、埋葬料・永代使用料・永代供養料・永代管理料などすべてを含んで3万5000円で紹介するサービスも開始している。

燦ホールディングス(9628)は、葬儀請負や霊柩運送事業で業界トップを誇り、社葬・個人葬ともに強みを有している。地盤の関西に大型会館を多数保有しており、家族葬を含めて、必要なものが選択できる料金体系で定評がある。

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