ホクリヨウ(1384) 2月20日、東証2部に新規上場。北海道地盤で鶏卵の生産・販売

IPO 会社紹介


ホクリヨウ(1384)が2月20日、東証2部に新規上場する。

北海道地盤の鶏卵生産・販売会社。現在は道内に7つ、岩手県に2つの農場を保有する。2013年は北海道全体での採卵鶏飼養羽数は525万羽で、そのうち252万羽が同社保有と高いシェアを占める。

最大の特徴は生産・販売体制の「独自性の高さ」と「一貫性」だ。一般の生産者が産卵開始直前の大ひな(生後120日程度)を外部から購入して飼育開始するのに対して、同社では専用の育成農場を保有。孵化(ふか)直後から給餌と体重を正確に管理するなど独自のプログラムで強靭(きょうじん)な採卵鶏を育成する。飼料も独自配合品を使用。1986年に英国で狂牛病が発生した際にはいち早く危険を感じて、肉骨粉を一切使用しないオリジナル飼料を開発したことも。

生産された卵はベルトコンベヤーで鶏舎に隣接する「GP工場」に運ばれて即日、製品化される。GP工場では全自動で洗浄から選別、包装までを行うため、卵は人の手に触れることなく衛生的。かつ、効率的な品質管理を維持することができる。

安全面からいえば、卵1つ1つに賞味期限と5ケタの数字を印字したトレーサビリティ制度を導入していることも大きな特徴だ。生産農場と使用飼料、GP工場などが追跡可能な仕組みで、これら情報は卵殻に直接印字されるため、改ざんは不可能。

こうして安全性と品質を高めるべく独自の取り組みを進める同社生産体制への評価は高く、例えば、マヨネーズ大手のキユーピーは同社の札幌農場内に割卵工場を建設して原卵を一括仕入れしている。同社製品の多くは問屋を通さずスーパーやホテル、レストランなどの取引先に直接販売されており、道内における直売率は96―97%となっている。

ちなみに岩手県にある2つの農場は昨年4月に日本配合飼料(横浜市)から買収した第一ポートリーファームが運営する。同社にとっては本州進出の足掛かりとなる重要拠点だが、舎内換気や温度管理はもちろんのこと、給餌や採卵までを全自動で行う同社既存施設の水準にまで引き上げるべく建て替えを行う予定。今回の上場で得た資金を充当する。

概 要
事業内容 鶏卵の生産・販売
本社 北海道札幌市白石区中央二条 3-6-15
代表者 米山大介
設立 1949年5月
上場前資本金 3億75万円
発行済株式数(上場時) 582万9,000株
筆頭株主 米山恵子(上場前 73.06%)
公募株式数 1,300,000株
売出株式数 900,000株(オーバーアロットメント 330,000株)
初値 501円 (8.9%高)
公開価格 460円 (2/9)
ブックビル仮条件 430~460円 (1/30)
ブックビル期間 2月2日~2月6日
引受証券 野村(主幹事)、みずほ、SMBC日興、岡三、髙木、エース、岩井コスモ
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2013/8 10,660百万円 435百万円 34.64円 10円
2014/8 13,239百万円 413百万円 9.39円 20円
2015/8(予想) 14,907百万円 526百万円 41.35円 10円

 

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