クラウドソーシング関連に注目 リアルワールド 初物人気集める公算大

IPO セクター


IPO(新規上場)は7月23日上場の日本ビューホテル(6097・2部)をもって途絶えていたが、ここもと9月案件の上場承認が続々。前週末15日までに4銘柄の上場承認が発表され、最終的に9月案件は10銘柄程度となる見通し。

中でも15日に上場承認が下りたリアルワールド(3691・東マ)は、「業態新規性」「軽量感」を兼ね備え、人気化必至。

オークファン(3674) 日足

オークファン(3674) 日足

同社は「インターネットで稼ぎたい個人」を応援する、マイクロタスク型クラウドソーシングサービスを手掛ける。具体的には、データ入力や文書作成など顧客企業から受注した業務を単純化・細分化(マイクロタスク化)し、その作業を多数の会員が分担して行うことで受託業務を遂行する仕組みで、会員に作業の対価としてポイントを付与する。そのポイントは例えば、「Tポイント」など提携企業が発行するポイントのほか、現金、電子マネー、商品券などへの交換が可能。これにより、主婦やシニア、地方在住者も、ネット環境があれば時間や場所に関係なく収入を得ることができる。

株主上位には、今年2月に資本・業務提携したオークファン(3674・東マ)のほか、アドウェイズ(2489・東マ)GMOペイメントゲートウェイ(3769)が名を連ね、株主順位はそれぞれ6位タイ、9位、16位。ちなみに、オークファンとアドウェイズの取得単価は1,000円。目論見書に記載された想定発行価格はその2.53倍の2,530円で、含み益思惑も。

リアルワールドの上場に向けて、これら関連株にも人気波及が読まれるが、とりわけ注目されるのが8月8日に安値をたたいたオークファン。第3四半期決算でも高成長をキープし、今9月期利益は上ブレ着地の可能性が高い。ここもと実績とのギャップを埋める過程に移りつつあるところへ、リアルワールド上場承認が加わり、見直しに弾みがつきそう。

また、リアルワールドの同業で、ヤフー(4689)とも提携している「株式会社クラウドワークス」も年内上場が有望視されている。

今年5月、クラウドソーシングの健全な発展に向け、業界団体「クラウドソーシング協会」が設立された。前出の2社に加え、パソナグループ(2168)の子会社パソナテック、アサツーディ・ケイ(9747)サイバーエージ(4751・東マ)なども正会員。賛助会員であるSCSK(9719)VOYAGE(3688・東マ)の100%子会社VOYAGE MARKETING、イー・ガーディアン(6050・東マ)なども注目されてこよう。

中でVOYAGEは、クラウドソーシング事業者と事業連携関係にあり、自社のポイント会員を紹介している。リアルワールドとも9月18日の上場前後に提携を発表する可能性がありマークしておきたい。

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