米国株の魅力 マネックス証券 執行役員 佐藤歩氏に聞く 

インタビュー


200年上がり続ける米国株 日本でも取引拡大の素地整う

佐藤歩氏

佐藤歩氏

力強い上昇を続ける米国株。その果実を享受しない手はない。ここからは米経済の本格回復がフォローの風となる。日本で米国株取引に最も注力している証券会社の1つがマネックス証券だ。米国株というと難しいというイメージが持たれがちだが、同社は、米グループ会社を通じ手軽に安く取引できるシステムが構築されている。米国株の魅力や同社の取り組みなどを執行役員の佐藤歩氏に聞いた。

■他市場と全く違う高パフォーマンス

米国株はちょっと大げさにいえば、200年間上がり続けているといっても過言ではない。米国株の取引は1792年に開始され、1817年にニューヨーク証券取引所がスタート、現在の場所にできたのは1903年。この長い歴史の中で、紆余(うよ)曲折があって、最近ではブラックマンデーやリーマン・ショックなどさまざまな危機を経験してきたわけだが、その危機もバネにし、結局、米国株は上がり続けている。まずこれが米国株の大きな魅力の1つだろう。過去20年間の記録を見てもパフォーマンスが他国の株式市場とは全く違う。米国を代表する株価指数であるNYダウを見ても1994年と比べると米国株は約4・5倍になっている。最近のドル高も、米国の経済が非常に良いことから起こっているものだ。米国株は高値圏にあるとはいえ、それだけ先高期待が強いからだ。

■日本人に欠かせない、身近な米企業に投資

自分の生活でも、以前はメイド・イン・ジャパンを好んだが、現在はアメリカの製品やサービスがないとすごく困る時代になっている。例えばアイフォーンは欠かせないし、コストコにはほぼ毎週行く。ビザやスターバックス、マクドナルドなどもそうだ。ウォーレン・バフェット氏や当社社長の松本も同じことを言っているが、良く知っている企業に投資するのが一番安心できる。このごろは、日本の企業より外国企業の名前の方がスラスラと出てくるし、しかもその数は豊富だ。

「トレードステーション」通じて注力

■「トレードステーション」の優れたシステム

当社の親会社、マネックスグループが3年前に米トレードステーション社を買収した。マネックス証券は、同社のシステムや知見を生かし米国株を手軽に、安く取引いただけるようにしている。マネックス証券での米国株取扱銘柄数は、3,200銘柄に上っている。これはオンライン証券に限らず、日本の証券会社の中で最も多い。かねてからご要望いただいていたADRの取引も7月から可能となった。手数料も約定代金の0.45%、下限が5ドル、上限が20ドルで、他社に比べても安い。また、バロンズの評価で1位を獲得したこともあるトレードステーション社が持つ優れた米国株取引専用プラットフォーム「トレードステーション」は、マネックス証券でも利用ができる。

■ライフスタイルに合わせた取引時間帯

日本株の取引時間は5時間と世界を見ても短い。当社の米国株は、通常の立会時間(6.5時間)と、その前後の時間外取引とを合わせると合計12時間も取引ができる。取引時間が長いと、自分のライフスタイルに合わせて、取引は夜がいい、朝をもっと活用したいというようなさまざまなタイプの方にも取引いただける。

リスク回避や流動性などを考えると取引時間が長いとメリットも多い。

■ポートフォリオの分散投資の一環として

投資環境の好転や当社のここ数年来の取り組みなどもあって日本でも米国株取引が拡大する素地が整ってきたとの感触も持っている。日本株も含めご自分のポートフォリオの分散投資の一部として米国株をお持ちいただければと考えている。

戻る