概況/前引け TOPIXは839.79ポイントの7.07ポイント高、日経平均は10,066円の126円高。安倍自民党総裁が日銀が物価目標設定しなければ日銀法改正に踏み切る考えで円安になり、不動産株や金融株が高い。

概況


日経平均 15分足 MA(25)、MA(75)

日経平均 15分足 MA(25)、MA(75)

前引けのTOPIXは839.79ポイントの7.07ポイント高、日経平均は10,066円の126円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,148、値下がり銘柄数は386。出来高は12億3,186万株、売買代金は5,977億円。

自民党の安倍総裁が23日のフジテレビの番組で、日本銀行が来年1月に消費者物価の前年比上昇率2%のインフレ目標を設定しなければ、物価に対する責任を日銀に負わせる日銀法改正に踏み切る考えを表明しました。
強力な金融緩和策の推進に期待して、1ドル=84円70銭近辺の円安となり、低金利政策で住宅購入者の裾野が広がるという期待から日神不動産や明和地所、飯田産業などの不動産株も買われました。
過剰流動性でリスク許容度が高まることが期待され、野村ホールディングスやアイフルなどの金融株も高くなり、地価上昇に結び付けば不動産含み益の拡大が期待されるという見方で、東京都競馬(9672)も買われました。

ジャパンパイル(5288)はコンクリートパイルの受注が想定以上に増加したため、今期の営業利益見通しを11億5千万円(前期比1.74倍)→17億円(前期比2.57倍)に上方修正したことで買われました。

東京建物(8804)は大和証券が投資判断を新規に「1」で、目標株価を560円と発表したことも好感されました。
2012年12月期~2013年12月期にかけて稼働開始する大規模ビルの寄与により、ビル賃貸の収益力が高まると予想しています。
特に「(仮称)大手町1-6計画」は旧みずほ銀行大手町本部ビルと旧大手町フィナンシャルセンター跡地に、地上38階・地下6階、延床面積約19.8万㎡の超高層ビルの建設が進められており、オフィス、ホテル、商業施設の複合ビルとなる予定で、みずほ銀行の本店移転を表明しています。
ホテル部分にはアマンリゾーツグループが入居する見込み。地下に予定される商業施設のテナントは確定していないものの、引き合いは活発と見られるそうです。

一方、フルキャスト(4848)は労働者派遣法改正で基本的に短期派遣が禁止されたことが重荷となり、2012年12月期(決算期変更により15ヵ月の変則決算)の営業利益予想が23億3,500万円→18億6,800万円に引き下げられたことで売られました。

シャープ(6753)は省エネ性に優れた独自の最新技術「IGZO(イグゾー)」を使った液晶パネルをソニー(6758)、富士通(6702)、台湾のパソコン大手のエイサー向けに供給すると22日の読売新聞で報じられましたが、株価は下落しました。
最近の買い戻しを交えた株価の反発で、手仕舞い売りや戻り売りも出たようです。
ヒューレットパッカードやデルとも薄型軽量ノートパソコン向けに長期供給を交渉中で、米アップルのiPad向けの供給を採算が合わないため11月に取り止めたため、稼働率が低下していたと読売新聞は伝えています。

日経ジャスダック平均は1,396円の5円高。12月20日に東証マザーズ市場に新規公開したユーグレナは公募売出価格1,700円に対して、21日に初値が3,900円となり、本日は4,830円(前日比700円高)のストップ高買い気配となっています。

21日に東証マザーズ市場に新規公開した地盤ネットも公募価格720円に対して、上場初日の初値は1,412円でその日はストップ高の1,712円まで買われ、上場2日目の本日は2,112円ストップ高買い気配となっています。

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