概況/前引け 米軍による軍事介入を控え、様子見。アク抜け期待が強いが、戦火が拡大するリスクも警戒

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けの日経平均は13,402円26銭の63円80銭高、TOPIXは1,114.50の0.47ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は705、値下がり銘柄数は843。出来高は8億6,695万株、売買代金は6,908億円。

前日のNYダウが反発したため、東京株式市場の緊張感も和らぎましたが、本日にも米軍などによるシリアへの軍事介入を控え、日経平均の反発も上値が抑制されました。

米国による攻撃は、シリアのアサド政権の崩壊を狙ったものではなく、化学兵器などの軍事拠点へのミサイルによるピンポイント空爆で、3日間程度に留まる可能性があるため、アク抜け感が得られると予想されています。

ただ、シリアの反政府勢力にはアルカイダ系勢力も深く関与しているので、米英軍がシリア政府軍への攻撃することは、テロ組織のアルカイダへの手助けとなる恐れがあることや、アサド政権が反体制派に対抗するために、従来以上にレバノンのイスラム教シーア派組織のヒズボラと連携し、戦火がレバノンやイスラエルに飛び火するケースが出てくることも警戒されています。

昨日の米国で原油高を受けて、シェブロンやエクソンモービルなどの石油関連株が買われたため、東京株式市場でも国際石油開発(1605)石油資源開発(1662)が買われ、石油タンクの石井鉄工所も値上がりしました。

太平洋セメント(5233)は岩井コスモ証券が投資判断を「B+」継続で、目標株価を360円→400円に引き上げました。国内セメント工場の稼働率は高水準で、需給は極めてタイトなことから、今後順調に浸透し、下期以降の収益を押し上げると期待しています。

ジャパンベストレスキューシステム(2453)は、鍵の紛失や窓ガラスが割れた時や、水道の水漏れなどのトラブルを解決する「生活救急車」で駆け付ける会社ですが、9月末に1株を5株に株式分割を実施することが好材料視され、値上がりしています。

東京電力(9501)は、新潟県の泉田知事が昨日、日本外国特派員協会で会見し、東電の福島第一原発の汚染水漏れについて、「原発を運転する資格のある会社なのかという判断の要素になりうる」と述べたことで、売られました。汚染水問題の収束が柏崎刈羽原発の再稼働の条件という認識を示したために、再稼働へのハードルが更に高くなったと受け止められました。

日経ジャスダック平均は1,742円97銭の0円83銭高。3Dマトリックスは年初来安値を更新しましたが、ガンホーオンラインやデジタルガレージ、ホロンなどは買われています。

本日、東証マザーズ市場に新規上場したN・フィールド(6077)は、精神疾患を対象とした訪問看護を行い、7月末現在33ヵ所の訪問看護ステーション「デューン」を運営しています。患者の入院期間を長期化させず、社会復帰や自立を支援するための受け皿としての意義が期待され、公募価格1,500円に対して、前引け段階では2,550円買い気配となりました。

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