概況/大引け 日経平均は結局マイナス。ケリー米国務長官がシリアの化学兵器使用を批判し、軍事介入が警戒

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は13,542円37銭の93円91銭安、TOPIXは1,134.02の5.98ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は495、値下がり銘柄数は1,098。出来高は17億1,319万株、売買代金は1兆4,323億円。

昨日、米国のケリー国務長官が、「犠牲者の数や証拠などからシリア国内で化学兵器が実際に使われたのは明らかだ。我々はシリア政府が化学兵器を持ち、使用する能力があることを知っている」と述べ、「オバマ大統領は、世界で最も憎むべき兵器を使用した者はその責任をとらなければならないと考えている」と語りました。

米国海軍がシリア沖の地中海に展開するミサイル駆逐艦を増強したため、シリアのアサド政権に対して、ミサイルを使い、軍事拠点を爆撃する可能性も警戒され、昨日のNYダウは64ドル安の14,946ドルと売られました。

日経平均も朝方は売られた後、「法人税率の引き下げについて幅広く議論していただきたいと」安倍首相が述べたことも下支え要因となり、一時プラス圏に持ち直しましたが、後場は再び冴えない展開でした。

オバマ大統領がオーストラリアのラッド首相とシリア情勢に関して、国際社会による対応の可能性を協議したことから、シリアに対する軍事介入のリスクも不安視され、豪ドルが売られ、円相場が対ドルでも円高となったことが嫌気されたほか、GLOBEX(シカゴ24時間取引システム)でS&P500種先物が売られており、今晩の米国株式市場も警戒されています。

トヨタなどの自動車株や三菱地所などの不動産株や大和証券などが安くなりました。

一方、茂木経済産業大臣が昨日、福島第一原発を訪れ、「汚染水の対策は東電まかせで、もぐらたたきのような状況が続いてきたが今後は国が前面に出る」と述べ、原発敷地内の土を凍らせて地下水の流入を防ぐ遮水壁など、緊急性があり技術的に難易度が高い対策は、予備費活用を含め財政措置も検討する考えを表明したため、東京電力(9501)は反発しました。

米国でシティグループが、3Dプリンターメーカーの3Dシステムズとストラタシスを新規に買い判断に設定したため、東京株式市場でも3Dプリンター関連が刺激を受け、ローランドDG(6789)が買われました。MUTOHホールディングス(7999)は朝方は買われましたが、後場は利食い売りに押されました。

日本網膜研究所とニコンと共同でiPS細胞から細胞シートを量産する装置の開発に取り組んでいる渋谷工業(6340)は、山口大学とも患者負担を軽減する肝硬変治療技術を共同開発することが有望視され、人気が継続しています。

日経ジャスダック平均は1,769円00銭の0円91銭高。東証マザーズ市場のエイティング(3785)はエレクトロニック・アーツとのパートナーシップのもと「テトリス モンスター」を開発、AppStoreで配信を開始したため、2日連続ストップ高となりました。

ジャスダック市場ではガンホーオンラインや夢テクノロジー、インフォコムが買われ、デジタルガレージやいちごグループが売られました。

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