概況/寄り付き TOPIXは849.807ポイントの11.19ポイント高、日経平均は10,173円の134円高。日銀の物価目標導入見通しで金融株や不動産株が高い。米国株の反発や円安も好感。東海カーボンは大和証券の3→1で高い。

概況


日経平均 日足 MA(75)、MA(25)

日経平均 日足 MA(75)、MA(25)

今朝の外国証券6社による寄り前の注文状況は売りが1,050万株、買いは1,650万株でした。

9時15分時点のTOPIXは849.807ポイントの11.19ポイント高、日経平均は10,173円の134円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,282、値下がり銘柄数は180。

昨日のNYダウは59ドル高の13,311ドルと反発しました。共和党のベイナー下院議長が年収100万ドル以下の家計に対し減税を延長する法案が下院で可決された後も「財政の崖」の回避に向けてオバマ大統領との協議を続けると表明し、金融株や景気敏感株の素材株などが上昇しました。

昨日は日銀金融政策決定会合の発表を受けて円高となったことを受けて、日経平均も反落しましたが、為替相場は昨日の米国の7~9月期GDPが上方修正されたため、リスク選好度合いが高まり、ドル売りと円売りの動きとなり、今朝の円相場は1ドル=84円42銭近辺と再び円安方向で取引されているため、日経平均も持ち直しています。

日銀が来年1月の金融政策決定会合で、物価目標の2%を導入する模様なので、三菱UFJフィナンシャルグループや野村ホールディングス、オリエントコーポレーション、アイフルなどの金融株が買われています。
三菱地所(8802)や三井不動産(8801)などの不動産株も金融緩和の恩恵を享受すると期待され、買われました。

東海カーボン(5301)は大和証券がレーティングを「3」(=中立)→「1」(=買い)に引き上げ、目標株価は500円と発表したことで買われています。
タイヤメーカーの生産は、欧州受けと中国向け輸出の減少に伴い低迷する見通しで、カーボンブラックの生産と出荷も当面の間低迷を余儀なくされ、鉄スクラップ溶融に使用される人造黒鉛電極も電炉メーカーの稼働率低迷で需要が減少しているため、今2012年12月期の営業利益は60億円(前期比43%減益)と予想していますが、来期2013年12月期の営業利益は90億円(前期比50%増益)と大幅増益を見込んでいます。
電極は海外でSGLカーボン(独)やグラフテックインターナショナル(米)などの値上げ効果が浸透し、北米・アジアを中心に、電極価格が上昇しており、東海カーボンの輸出価格も改善すると想定しています。
ソーラー製品の最終需要は回復基調にあることから、6~8ヵ月のタイムラグを伴って、ファインカーボン需要も回復する可能性が高いと述べています。

日本写真印刷(7915)は三菱UFJモルガンスタンレー証券が投資判断は「Neutral」継続ですが、目標株価を579円→860円に引き上げたことで値上がりしました。
従来予想と比較し今期は下方へ、来期以降は上方修正したそうです。姫路工場の本格稼動、加賀工場への姫路工法導入によるフィルムセンサの供給量増加などでの来期以降の業況好転を想定する一方、今期に関しては新工法立上げ遅れなどから売上高、収益ともに会社計画より下振れすると見込んでいます。ただ、来期は4期ぶり営業黒字ですが割安感は乏しいと解説しています。

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