概況/大引け 閣僚の法人減税に関する発言から再度売られ、日経平均は14,000円台割れ。グリーは減益決算も大幅高

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,151.82の19.52ポイント安、日経平均は13,752.94円の297.22円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は235、値下がり銘柄数は1,446。出来高は20億4,214万株、売買代金は1兆6,886億円。

菅官房長官が11時前に、「総理が法人税減税の検討を指示した事実ない」と述べたため、日経平均の下げ幅は拡大しました。麻生財務相は法人税を納めている企業が3割程度に留まっているため、「今の段階で法人税を引き下げることに効果は少ない」と述べ、反対姿勢を取っています。

日本の法人実効税率は、2012年度に40.7%から35.6%へ引き下げられましたが、震災の復興特別法人税が付加されているため、2014年度までは38.0%となっています。2012年度の引き下げの際の法人税の減税は1.5兆円と試算されましたが、減価償却制度の見直しや研究開発減税制度の縮小などの増税があったため、実質的な減税額は6,000億円に留まりました。大企業はキャッシュリッチであり、アベノミクス実施後も海外投資増加のトレンドが変わらないことから、設備投資増加効果はあまり大きくないとも見られています。外国企業による日本への直接投資を増やす効果も期待されますが、大胆な規制緩和がないと、直接投資は期待薄だろうとみずほ証券では解説しています。

政策期待の後退で、円高に向かったこともあり、東京株式市場は大きく売られました。ソフトバンク(9984)ファーストリテイリング(9983)などの指数寄与度の大きい銘柄が売られ、野村ホールディングス(8604)大和証券(8601)なども値下がりしました。

クラレ(3405)は、シティグループ証券がレーティングを「2」(=中立)→「3」(=売り)に格下げし、目標株価も1,400円→1,030円に引き下げたことで売られました。

一方、グリー(3632)は、2013年6月期の営業利益が486億1,500万円(前期比41.2%減益)で、年間配当も前期実績の30円→14円に減配しましたが、買われました。UBS証券は大復活への準備が同社らしいスピードで進行中と述べ、投資判断「Buy」継続で、目標株価は1,500円と解説しています。

日経ジャスダック平均は1,782円の0.23円高。イメージワン(2667)は衛星画像事業を行っていて、土砂災害法に基づく河道閉塞箇所の調査にも昨年から取り組んでいることが材料視されています。

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