概況/前引け エジプトの非常事態令や、麻生財務相が「今の段階で法人税を引き下げることに効果は少ない」と発言し、菅官房長官も「総理が法人税減税の検討を指示した事実はない」と述べたことも警戒

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,156.29の15.05ポイント安、日経平均は13,821.10円の229.06円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は290、値下がり銘柄数は1,335。出来高は11億1,396万株、売買代金は8,328億円。

米国の量的金融緩和が早期に縮小するとの見方が根強く、エジプトでは軍事クーデターへの抗議を続けていたデモに対して、治安部隊が強制排除に乗り出したため、昨日のNYダウは113ドル安の15,337ドルと売られました。

東京株式市場も売られましたが、菅官房長官が、安倍総理が法人税減税の検討を指示した事実はないと否定し、麻生財務相も「今の段階で法人税を引き下げることに効果は少ない」と発言したため、円高に振れ、持ち直していた日経平均も下げ幅も拡大しました。

麻生財務相は税収が減ることに反対する立場でしょうが、菅官房長官は「これから50人前後のいわゆる有識者や現場で商売をしていう方などの意見を聞く中で、総理が判断すること。まずは意見を聞くことから始まる」と述べたため、法人税引き下げに反対している訳ではないようです。

東京株式市場ではソフトバンク(9984)が安く、消費税引き上げが警戒されているのか、しまむら(8227)も売られました。相場の調整が長引くと、投資してきたベンチャー企業の上場という出口戦略にも悪影響が出てくると警戒されているのかジャフコ(8595)が売られました。野村ホールディングス(8604)大和証券(8601)などの証券株も値下がりしています。

求人情報サイト運営のリブセンス(6054)は、上期決算の営業利益が9億3,000万円(前年同期比64.2%増益)でしたが、利益確定の売りに押されました。

一方、グリー(3632)は、2013年6月期決算の営業利益が486億1,500万円(前期比41.2%減益)で、年間配当も前期実績の30円→14円に減配しましたが、株価は値上がりしました。野村証券は投資判断「Neutral」継続で、目標株価を1,100円→850円に引き下げましたが、新たに良質な変化が生まれてきたことにも注目したいと解説しています。

バルチック海運指数は7月16日の1,152ポイントを直近高値に、8月12日には996ポイントまで調整していましたが、昨日は1,060ポイント(前日比53ポイント高)と反発力を強めたため、商船三井(9104)がなど海運株が買われました。

日経ジャスダック平均は1,780円の1円安。デジタルガレージ(4819)は前期は18.5%営業減益でしたが、今期は36.1%増益の計画なので買われ、年初来高値となりました。

イメージワン(2667)は、衛星画像事業を行っていて、土砂災害法に基づく河道閉塞箇所の調査にも昨年から取り組んでいることが材料視されています。

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