概況/大引け 東京タイムでは95円台突入は回避されたため、株式市場は小康状態。ニコンは下方修正で安い

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,140.91の1.32ポイント高、日経平均は13,615.19円の9.63円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は743、値下がり銘柄数は862。出来高は22億1,414万株、売買代金は2兆309億円。

今週は米国でダラス連銀やシカゴ連銀、アトランタ連銀、クリーブランド連銀の総裁から、資産購入プログラムの月額規模の縮小を9月頃から始めることを主張する意見や是認する考えが示されたため、リスク回避的な動きが強まり、円が買われ、8月8日のNY外為市場では一時、1ドル=95円80銭程度まで円高が進み、6月19日以来の1ヵ月振りの水準に。8日の日経平均も13,605円と6月27日以来の安値を付けました。

本日の東京外為市場では円相場が1ドル=96円60銭台と、前日のNYタイムに付けた95円台への突入は回避された形となったため、株式市場は小康状態となりました。

来週は8月12日(月)に4-6月期のGDP成長率が発表されます。来年4月に消費税の増税を実施するかは今年の秋に最終決定しますが、GDPはその重要な判断材料とされています。今回の結果が良ければ消費増税の確度が増すことから、株式物色では駆け込み需要期待から小売株などが注目されやすいと見られています。また、GDPが強いと消費税は引き上げられても、アベノミクスの成果と歓迎されそうです。一方、消費増税を見送った場合は、海外格付け機関による日本国債の格下げが実施されそうなので、円安要因になると見られています。

本日の東京株式市場では、ニコン(7731)が第1四半期の営業利益が60億3,200万円(前年同期比74.2%減益)となり、2014年3月通期の営業利益計画も850億円(前期比66.7%増益)→650億円(前期比27.4%増)への下方修正したことで売られました。露光装置の販売台数が大きく減少したこと、デジタルカメラの販売も不調でした。

一方、太平洋セメント(5233)三菱マテリアル(5711)は、セメントの販売が好調で決算も好調だったことで買われました。

DOWAホールディングス(5714)は、第1四半期決算の営業利益が前年同期比11.4%増の91億5,200万円となり、買われました。上期と通期の会社計画が据え置かれた理由として、「第1四半期の進捗率は計画比で2割程度は上回ったものの3割には達しなかったため」と説明しているので、今後の増額修正が期待されています。

沢井製薬(4555)は、野村証券が投資判断を「Neutral」→「Buy」に、目標株価を11,700円→15,000円に引き上げました。3月に関東新工場で生産開始し、4~6月期は新工場の稼働率とコスト抑制が想定を上回りました。2014年3月期の営業利益は205億円(前期比18%増)で、2015年3月期は新工場の稼働率がさらに高まり、営業利益は240億円(前期比12.2%増)と予想しています。

日経ジャスダック平均は1,791円の4円安。無料通話アプリの「LINE」に広告を配信しているメタップスと業務提携を発表したセプテーニ(4293)は続伸しましたが、デジタルガレージ(4819)クルーズ(2138)イメージワン(2667)ニューフレアテクノロジー(6256)などは売られました。

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