概況/前引け 昨日の大幅安の反動や円高一服から、東証は反発。パナソニックが3Dプリンター活用で、3Dプリンター関連が高い

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,159.38の4.12ポイント高、日経平均は13,926.22円の101.28円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は938、値下がり銘柄数は652。出来高は10億2,533万株、売買代金は9,029億円。

米国では一昨日、シカゴ連銀の総裁とアトランタ連銀の総裁が9月に量的緩和縮小に着手する可能性を排除しませんせしたが、昨日はクリーブランド地区連銀の総裁が「雇用増は自分自身の予想よりも力強い」と述べ、「資産買い入れの月額規模を縮小させる用意がある」と講演で語りました。米国の量的緩和早期縮小が警戒され、NYダウは3日続落となり、ドルも売られました。

ただ、東京株式市場では日経平均は取引開始直後に13,777円(前日比47円安)を安値に持ち直しました。円相場が昨日の米国タイムで一時1ドル=96円30銭台まで円高が進みましたが、日本の7月上中旬の貿易赤字が8,224億円と前年同期の赤字5,870億円から大幅に増加したため、円安になったことから、本日の東京株式市場は反発しました。昨日の日経平均が576円安と大きく売られたために、買い戻しも入ったようです。

三井不動産(8801)は、大型商業施設「ららぽーと」を2017年に中国上海市に「ららぽーと上海金橋(仮称)」を開業する予定と発表し、値上がりしました。

パナソニック(6752)がデジタル家電の開発過程を改め、試作品に樹脂を使い立体物が簡単に作れる「3Dプリンター」を全面的に使用することがわかったとフジサンケイビジネスアイが報じました。従来は白物家電の試作品などが中心でしたが、より小型で複雑な形状が求められるデジタルカメラなどでも3Dプリンターを活用し、試作品の開発コスト削減とスピード化により、新製品の開発を効率化する考えだそうです。

パナソニックの株価は反応薄でしたが、3Dプリンター関連株には刺激となり、MUTOHホールディングス(7999)群栄化学(4229)が買われました。

島津製作所(7701)は、第1四半期の営業利益が12億円(前年同期は赤字4億円)から黒字回復したために買われました。クロマトグラフやX線撮影装置の売上高が好調でした。

クボタ(6326)は、第1四半期の営業利益が470億円(前年同期比49.5%増益)で、株価も値上がりしましたが、海外子会社の大半と国内販売子会社の会計期末を12月から3月に変更したため、業績がかさ上げされているので、これを除けばサプライズのない決算とSMBC日興証券では解説しています。

日経ジャスダック平均は1,810円の1円安。昨日は経産省から「日本の医療機器サービスの海外展開に関する調査事業」で採択されたことで買われたジャパンティッシュエンジニアリング(7774)も本日は反落しました。

一方、セプテーニ(4293)は、人気の無料通話アプリ(応用ソフト)「LINE」に広告を配信しているメタップスと業務提携を発表したことで買われました。お互いの広告商品を販売したり、顧客を紹介しあうそうです。

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