概況/大引け 上方修正が少ないことや米雇用統計からドル安円高になったことで、東証は下落

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,184.74の11.43ポイント安、日経平均は14,258.04円の208.12円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は611、値下がり銘柄数は1,037。出来高は19億9,669万株、売買代金は1兆6,431億円。

先週金曜日までに第1四半期(4~6月)決算発表を終えた企業は756社と発表率は57.5%(時価総額ベースでは77.4%)で、経常利益は50.4%増益でした。通期見通しを上方修正したのは70社(9.3%)で、据え置きは677社(89.6%)、下方修正は9(1.2%)となっています。

決算発表に伴う業績上方修正が少ないことや、先週金曜日の米国の7月雇用統計が予想を下回り、5月・6月分も下方修正されたことでドルが売られ、円高となったことを受け、週明けの東京株式市場は軟調な展開となりました。

米国の国務省が2日に、全世界の米国民に対して渡航警戒情報を出し、国際武装組織アルカイダが今後、中東・北アフリカで攻撃を計画している可能性があると注意を呼び掛けたこともドル安要因となったそうです。

1ドル=98円60銭台の円高で、業績予想を上方修正したトヨタ(7203)も小幅安となり、マツダ(7261)も値下がりしました。第一生命(8750)T&Dホールディングス(8795)東京海上(8766)などの保険株も、運用益が上がりにくいことが警戒され、売られました。

手詰まり感から投機性の強い銘柄に活路を求める動きも散見され、アイフル(8515)オリコ(8585)が買われました。

八千代銀行(8409)東京都民銀行(8339)と経営統合交渉が報じられたため、共に買われました。

クレハ(4023)は、シェールガス採掘用途で生分解性樹脂PGA(ポリグリコール酸)の需要が増えていることが材料視されています。シェールガス田では、坑井に高圧の泥水を注入し、シェール(頁岩)に割れ目を作り、泥水に生分解性樹脂のPGA(ポリグリコール酸)を混ぜ込んでおくと、地下熱によりPGAが分解され、ガスが通るトンネルができる仕組みです。生分解するため、破壊して引き上げる手間が省けることが重宝されています。

日経ジャスダック平均は1,836円の8円高。動物の体内で人間の臓器を作る研究について、政府の総合科学技術会議の専門調査会は1日、条件つきで認める見解をまとめたことや、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターなどがiPS細胞の臨床研究で、目の難病「加齢黄斑変性」の患者の募集を8月1日から開始したことなどが好材料視され、新興市場ではバイオ関連が買われ、リプロセル(4978)ペプチドリーム(4587)オンコセラピーサイエンス(4564)などが値上がりしました。

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