概況/前引け FRB議長の講演で量的緩和策の縮小観測が後退し、円高に。3Dプリンター関連、猛暑関連が物色

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,190.02の5.18ポイント安、日経平均は14,392.76円の23.84円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は624、値下がり銘柄数は917。出来高は12億9,429万株、売買代金は1兆151億円。

バーナンキFRB議長が、昨日の講演の質疑応答で「予見しうる将来にわたって米経済は極めて緩和的な金融政策を必要としている」と述べたため、量的緩和策の縮小観測が後退し、ドル売り円買いから今朝は一時1ドル=98円37銭まで円高が進みました。

日経平均は寄り付きの14,275円(前日比141円安)が安値となりましたが、その後、円相場が1ドル=99円35銭近辺とやや円高進行に歯止めが掛かったので、日経平均も前日終値近辺での揉み合いとなりました。

東京株式市場では猛暑関連でサントリー食品(2587)やアサヒグループ(2502)、キリンホールディングス(2503)などが買われました。清涼飲料の受託生産を行っているジャパンフーズ(2599)も高く、ホームセンターで業界最大手のDCMホールディングス(3050)は扇風機やエアコンの販売増加期待から、買われました。顔や身体の汗や脂を拭き取るボディケア製品や制汗剤の販売増加期待から、コスモス薬品(3349)やクスリのアオキ(3398)なども値上がりしました。

3Dプリンターの輸入販売を行っているアルテック(9972)が昨日に引き続きストップ高となり、MUTOHホールディングスや図研、群栄化学も大幅続伸となりました。クボテック(7709)も3Dプリンター向けのモデリングシステムを作っているため、買われました。

太平洋セメント(5233)は野村証券が投資判断を「Buy」継続で、目標株価を330円→390円に引き上げたことで値上がりしました。米国のセメント事業は2013年3月期時点でまだ赤字でしたが、米国では人口や世帯数の増加が続いているため、住宅市場の回復とともにセメントの需要も回復基調に入っており、米国事業の業績改善は今後3~4年以上続くと予想しています。

日経ジャスダック平均は1,863円の0.80円安。眼鏡店「JINS(ジンズ)」を展開するジェイアイエヌ(3046)の第3四半期(2月~5月)の営業利益は10億円(前年同期比93.3%増)でしたが、大和証券から13億円と予想していたので、やや物足りない印象と解説され、値下がりしました。

C&Gシステムズ(6633)はCAD/CAMの会社なので、3Dプリンターへのデータ入力で活躍機会が増えるという期待から買われました。

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