概況/前引け イングランド銀行の緩和姿勢やECBの低金利長期化でドル高になり、1ドル=100円35銭近辺の円安、東証は堅調。3Dプリンター関連の活躍目立つ

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,181.61の10.90ポイント高、日経平均は14,194円の175.46円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,203、値下がり銘柄数は400。出来高は14億2,174万株、売買代金は9,894億円。

イングランド銀行(英中央銀行)は政策変更がなく、現状維持の場合、声明文は発出しないのがこれまでの慣例でしたが、昨日はカーニー新総裁が慣例を破り、声明文を発表し、「将来的に政策金利が上がる道筋を暗示する動きは、最近の国内経済動向を見れば正当化できない」と説明しました。

ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁も理事会後の記者会見で、「政策金利は長期にわたり低水準にとどまる」と将来の政策金利について述べました。

ポンドやユーロがドルに対して、売られ、ドル高となったため、円相場も1ドル=100円35銭近辺の円安となっています。米国の雇用統計の発表前ですが、東京株式市場も円安を受けて総じて堅調となりました。不動産ファンドのケネディクス(4321)が年初来高値を更新しました。

日経新聞に中国で3Dプリンターの利用が急拡大しているという記事が掲載されたため、3Dプリンター関連が買われました。MUTOHホールディングス(7999)は米3Dシステムズ社の正規代理店ということに注目して、岩井コスモ証券がレーティングを新規「A」で、目標株価は375円と発表したため、大幅高となりました。その他、3Dプリンターが作り出す立体物の樹脂の原料の開発を経済産業省から委託されている群栄化学(4229)や、機械の専門商社で3Dプリンターの取扱い品目を拡充しているアルテック(9972)も買われました。

不二越(6474)は三菱UFJモルガンスタンレー証券が投資判断「Outperform」継続で、目標株価を490円→570円に引き上げています。会社側は2013年11月期の営業利益計画を115億円(前期比8.1%増)→130億円(同22.2%増)に上方修正しましたが、第2四半期の受注高が前年同期比5%増、前四半期比11%増の444億円なので、依然保守的な印象と指摘し、140億円(前期比31.6%増)と予想しています。会社側では中国リスクを織込み、油圧機器の売上計画を下方修正しましたが、足もとはミニショベル向け油圧機器の好調な受注に陰りはないと述べ、中国で都市化対応など小型工事の増加は当面継続することからミニショベルの需要拡大は続くと予想しています。

日経ジャスダック平均は1,857円の15円高。東証マザーズ市場のサイバーエージェント(4751)はゴールドマンサックス証券が投資判断は「買い」で再開し、コンビクション・リストに新規採用し、目標株価は33万円と発表しました。米国で2010年から拡大したRTB(アドテクを活用したターゲティング広告)が日本でも本格的に拡大すると予想し、サイバーエージェントの子会社のマイクロアドは国内最大手としてその恩恵を最も享受すると紹介しました。

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