概況/大引け 理財商品償還の危機発生への警戒感が緩和、東証は反発。路線価発表で土地持ち企業が高い

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,150.70の16.86ポイント高、日経平均は13,852.50円の175.18円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,360、値下がり銘柄数は275。出来高は24億7,756万株、売買代金は2兆396億円。

中国のシャドーバンキング問題で、6月末に償還期限が多い理財商品の償還資金を用意できないと銀行の破綻や取り付け騒ぎが起きると警戒されていましたが、6月末を経過して、本日の上海株式市場が小幅に下げに留まっていたので、金融危機には至らないのではないかという見方から、東京株式市場は反発に転じました。

今朝発表された日銀短観(6月調査)では大企業製造業の業況判断が+4と市場予想の+3をやや上回り、次回9月調査に対する予測値は+10と市場予想の+7を上回ったことも下支えとなりました。大企業・全産業の設備投資計画は前年度比5.5%増と、市場予想の2.9%増を上回りました。

企業の設備投資の資金需要向けに貸出が伸びるという期待で、三井住友フィナンシャルグループなどの銀行株も堅調でした。三井住友フィナンシャルグループ(8316)は他のメガバンクに先駆けて市場部門の保有国債の入替えを進めたため、金利上昇による債券価格下落のリスクが少ないそうです。

国税庁が本日、相続税や贈与税の算定基準となる2013年分の土地の路線価(1月1日時点)を発表し、宮城県と愛知県で5年ぶりに上昇に転じ、残る45都道府県も軒並み下げ幅は縮小しました。

地価の底打ち感から、よみうりランド(9671)や東京都競馬(9672)などの土地持ち企業が買われ、三井倉庫(9302)は財閥系倉庫5社の中で自己資本に対し賃貸等不動産の含み益が最も大きいことで注目されました。

アパレル企業のユナイテッドアローズ(7606)は野村証券が「中小型株レポート」で「新JAPAN BRAND 2013」の銘柄の1つとして紹介したことに刺激を受けたようです。

日経ジャスダック平均は1,795円の30円高。リプロセルは値下がりしましたが、ガンホーオンライン(3765)やクルーズ、ネクストウェア、ラクオリア創薬などが買われました。

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