概況/前引け 米地区連銀総裁が19日のFRB議長の発言の火消し役に回り、NYダウが3日続伸。東証では不動産や銀行、証券が高い

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,133.66の34.83ポイント高、日経平均は13,648.81円の435.26円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,567、値下がり銘柄数は97。出来高は15億9,920万株、売買代金は1兆2,265億円。

バーナンキFRB議長が6月19日に経済予測と概ね一致すれば年内に資産買入の購入ペースを緩め、来年半ば頃に購入終了と述べたため、米国株は下落し、新興国からの資金流出も加速しました。昨日は地区連銀総裁が火消しに回ったため、NYダウは約2ヵ月振りの3日続伸となり、本日の東京株式市場も反発を強めました。

アトランタ連銀のロックハート総裁は「バーナンキ議長は禁煙パッチを柔軟に使おうと話したのに対して、一部の市場関係者は議長が直ちに禁煙すると述べたかのように受け止めた」と述べ、ダドリーNY連銀総裁は「政策金利が従来の見込みよりも早期に引き上げられるのではないかという見方は、FOMC声明文と大半のFOMC参加者の予想の双方と合致していないことを強調したい」と語りました。

米国の量的緩和策の縮小開始の後ずれ期待から、昨日の米国債利回りは2.5%を下回り、グローバルリスクマネーの縮小懸念の後退で、東京株式市場では不動産株や銀行株を中心に幅広い銘柄が買われました。三井不動産や三菱地所、NTT都市開発などが高く、三菱UFJフィナンシャルグループや三井住友フィナンシャルグループなどの銀行株、いちよし証券や岩井コスモ証券などの証券株も買われました。トヨタやマツダなどの自動車株も高くなっています。

JSR(4185)と日本ゼオン(4205)は三菱UFJモルガンスタンレー証券が投資判断を新規に「Outperform」と発表したことで買われました。JSRの目標株価は2,200円で、これまであまり納入実績のなかった特定半導体メーカーに対して、ArFレジストが夏から秋ごろに本格量産に入ると思われる20nmノードでトップシェアを獲得したと推測しています。日本ゼオンの目標株価は1,300円で、スマートフォンやタブレットパソコンの画面の太陽光の反射防止のためにLCD偏光フィルムやタッチセンサーに組み込まれる形で使われている斜め延伸ZEONORフィルムが伸びていることを紹介しています。液晶テレビは屋内使用が前提のため、求められる反射防止性能はそれほど高くないが、スマートフォンやタブレットパソコンは屋外使用が前提のため、室内光よりもはるかに強力な太陽光の下での見やすさを求められるそうです。

ドワンゴ(3715)は6月22日に「niconico」のプレミアム(有料)会員数が200万人を突破したことや、本日参院選のネット党首討論会を開催することも材料視されています。無料会員を含めた全ての登録会員数は、6月21日付で3,415万人(3月末3,255万人)となっており、メディアとしての存在感も増していて、今後は有料会員による課金収入だけでなく、広告売上やポイント売上の拡大も期待できるといちよし経済研究所では解説しています。

日経ジャスダック平均は1,750円の23円高。iPS細胞の培養液を販売しているリプロセルは公募価格3,200円に対して、初値は17,800円で高値は18,000円までありましたが、前引けは16,010円となりました。

レーサムやいちごグループなどの不動産関連が新興市場でも買われました。

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