概況/前引け 上海株式市場の反発に安心、日経平均は上げ幅拡大

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,085.16の15.88ポイント高、日経平均は13,081.01円の247.00円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,034、値下がり銘柄数は552。出来高は12億8,615万株、売買代金は9,275億円。

中国金融当局が金融市場の安定を目的に一部金融機関に流動性を供給したことで、資金逼迫懸念が後退し買い戻す動きが広がっているようで、本日は上海株式市場が反発したことが安心され、日経平均も上げ幅を拡大しました。

大和証券では中国政策当局は日本の失われた10年の事例を特に研究していることが窺えると述べ、リーマンショック後に巨額の財政出動を打ち出したこともそうですが、副作用は想定外に大きく、不動産バブルと地方財政の悪化となって、シャドーバンキング問題につながっていくと解説しています。そして、日本の教訓はバブルを抑制する必要はあるものの、急激に潰し過ぎてもいけないということと指摘しています。今の中国経済の減速は持続的で健全な経済成長を志向しての政策当局が意図したものなので、危機を懸念するというより、ファンダメンタルズにジワジワと効いてくる類の話なので、過度に不安視してもいけないと論評しています。

東京株式市場ではソフトバンク(9984)が買われました。衛星放送会社のディッシュネットワークが26日に、米携帯電話3位のスプリントネクステルと買収合戦になっていた米無線通信会社のクリアワイヤに対する株式公開買付け(TOB)を取り止めると発表したため、ソフトバンクはスプリントネクステルに続き、クリアワイヤも傘下に収めることができたと安心されました。

大日本住友製薬(4506)はみずほ証券が投資判断を「アンダーパフォーム」→「中立」に引き上げ、目標株価は1,260円と発表したため、買われました。 新規抗がん剤が有望との見方に変化はなく、株価調整で過度の行き過ぎ感が修正されたと解説しています。統合失調症治療薬ラツーダの米国における双極性障害うつ症状の効能追加申請に対するFDA審査完了期限が6月28日で、承認されれば、対象患者数が増加すると期待されています。

リスクオフの後退期待からケネディクス(4321)や三井不動産(8801)などの不動産関連も値上がりしました。

日経ジャスダック平均は1,706円の11円安。昨日ジャスダック市場に新規上場したリプロセル(4978)はiPS細胞の培養液を販売していることが有望視され、公開価格3,200円に対して、12,700円買い気配となっています。

厚生労働省の審査委員会は26日、理化学研究所などが申請していたiPS細胞を使う臨床研究計画を承認したことで、新興市場では再生医療関連のJ・TEC(7774)やセルシード(7776)なども買われています。

ただ、PSSやコスモバイオ、免疫生物研究所などは売られました。

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