概況/大引け 量的緩和縮小懸念後退からNYダウが続伸。世界同時株安の懸念が薄れ、東証も反発。iPS治療承認で再生医療関連人気

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

今朝の外国証券6社による寄り前の注文状況は売りが1,290万株、買いは1,710万株でした。

9時17分時点のTOPIXは1,078.52ポイントの9.24ポイント高、日経平均は12,952円の118円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,275、値下がり銘柄数は272。

昨日のNYダウは149ドル高の14,910ドルと続伸しました。米国の1~3月期のGDP確定値が前期比年率1.8%成長と改定値や市場予想(ともに同2.4%成長)を下回ったため、FRBによる大規模資産購入の縮小開始時期が後ずれするという見方から米国株は買われました。

世界同時株安の懸念が薄れたことから、今朝の東京株式市場も反発して始まっています。

ソフトバンクが買われ、キヤノン(7751)は1~6月期の中間配当を前年同期より5円多い65円にすると発表し、中間配当としては3期ぶりの増配となることで小幅高となりました。中国リスクで売られたコマツも今朝は反発しています。ただ、ファナックは揉み合いとなっています。

日本トリム(6788)はいちよし経済研究所がレーティングを新規に「A」で、フェアバリューを10,500円と発表し、買い気配の始まりとなっています。電解還元水整水器の低価格戦略が奏功し、直販、卸売、委託販売とも好調な販売が続くと述べ、直販は主力の販売チャネルである職域販売が、実演1回当たりの販売台数の増加による営業生産性が上昇していることを受けて、今後営業網拡大によるエリア展開に軸足を置き始めたそうです。その他、米国子会社トリムジン社の遺伝子検査用キット販売が予想以上に好調ということも好材料視しています。

電気化学工業(4061)は大和証券がレーティングを「3」(=中立)→「2」(=強気)に引き上げ、目標株価は410円と発表し、値上がりしました。子会社のデンカ生研が得意とする検査試薬の領域は感染症分野(インフルエンザ、ノロ、O157、風疹など)で、細菌で3,000種、ウィルスで300種の豊富なライブラリーを保有しています。検査試薬は特に海外市場の開拓余地が大きく、欧米系の製薬メジャーや先進検査センターとの協業により、試薬やPOCT(迅速診断キット:Point of Care Testing)の拡販が更に進む見通しと述べています。

一方、米マイクロソフト社とスマホ用ゲーム開発で提携したことで昨日までの2日間賑わったKLabは、今朝は利益確保の売りに反落しました。

厚生労働省の審査委員会は26日、理化学研究所などが申請していたiPS細胞を使う臨床研究計画を承認したことで、新興市場では再生医療関連のジャパンティッシュエンジアリング(7774)やセルシード(7776)などが買われ、タカラバイオも大幅高となっています。昨日新規上場のリプロセルも7,890円買い気配となっています。

戻る