概況/前引け 上海総合指数が本日も下落し、東証もマイナス圏に。リスクマネーの収縮警戒感から、ケネディクスやアイフルが安い

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,069.33ポイントの9.33ポイント安、日経平均は12,857.66円の111.68円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は277、値下がり銘柄数は1,321。出来高は12億235万株、売買代金は9,354億円。

昨日の上海総合指数は安値1,850(前日比112ポイント安)まで売られた後に、当局が会合を開くとの観測報道を受け、政策期待から下げ渋り、1,959の3ポイント安で取引を終えました。

中国人民銀行は昨日、金利急上昇といった金融市場の動揺を受けて、「金融市場の安定を維持する」という声明を出し、「一部の金融機関に対して流動性を供給した」ことも明らかにしました。しかし、本日の上海総合指数は27ポイント安の1,931と続落となっているため、日経平均も沈みました。

大和証券では金融秩序の乱れに対する中国人民銀行の不快感は十分にマーケットに認識され、アナウンスメント効果としては、所期の目標は達成できましたが、金融秩序の回復にはまだ時間が必要と指摘しています。今ここで景気刺激を目的に金融緩和策を実施すれば、地方政府融資平台やシャドーバンキングを通じた資金調達がさらに増大してしまうので、金融を緩和することではなく、調達された資金の向け先が重要と述べています。政府(省レベル)との関係が密接な貸出先に対しては、ロールオーバー(借り換え)によって、返済期限の長期化と分散化が図られると予想し、先延ばしにすぎませんが、中国の経済規模の拡大によって、インパクトの逓減は期待できると見ています。それに対して、市町村などより下位の地方政府との関係が深く、かつ期待収益率が低い貸出先については、貸し倒れリスクは増大するので注意が必要と解説しています。

東京株式市場ではリスクマネーの収縮警戒感から、不動産ファンドのケネディクス(4321)やノンバンクのアイフル(8515)などが売られ、新興国経済の鈍化リスクから日産自動車も安くなっています。

本日、ジャスダック市場にリプロセルが新規公開し、公開価格3,200円に対して、5,440円買い気配となっていますが、好材料の出尽くし感から、大株主のニプロ(8086)は売られました。

一方、アイホン(6718)はいちよし経済研究所がレーティングを新規に「A」で、フェアバリューを2,200円と発表したことで買われました。インターフォンでは国内シェア約5割で、特にマンション用のインターフォンは6割以上のシェアを持っていて、マンションなどのリニューアル需要が拡大期に入ったと紹介しています。

日経ジャスダック平均は1,731円の45円安。リプロセルに人気を吸い取られ、他のバイオ関連は売られています。

株式市場の調整を受けて、バイオ関連以外の銘柄も安く、ガンホーオンラインやユビキタス、レーサム、デジタルガレージなども売られました。

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