概況/前引け 5月22日の高値から2割下落で、値頃感からの買いも。為替に悪影響の少ないゲーム関連が高い

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,070.22ポイントの13.77ポイント高、日経平均は12,838円の152.14円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,453、値下がり銘柄数は192。出来高は12億4,240万株、売買代金は9,516億円。

5月22日に米国のバーナンキFRB議長の議会証言で、時期尚早の金融引き締めは景気回復の減速につながると述べましたが、質疑応答で、労働市場の改善が続き、景気回復が持続的と確信できる場合には、今後数回のFOMCで債券購入ペースの縮小決定もあり得ると発言したため、世界的なリスクオフが発生しました。

日経平均も5月22日の15,627円を高値に、先週6月13日には12,445円まで下落しました。高値から2割の下落となったことや、12,500円の水準で値頃感が出てきたのか、本日は切り返しています。

IMFは6月14日に、2014年の米国経済成長見通しを2.7%と、4月時点の3%から下方修正しました。今年の成長率予測は1.9%で据え置いています。IMFは米国金融当局が毎月の大規模な債券購入を少なくとも年末までは継続するとの見通しを示した上で、金融市場の混乱を回避するために出口計画を慎重に運営するよう求めました。これを受け、先週金曜日の米国外為市場ではドルが売られ、円相場は一時1ドル=93円98銭まで円高が進みました。

週明けの東京株式市場も先週金曜日のNYダウの下落と円高を警戒し、日経平均は12,549円(前日比136円安)まで売られましたが、円相場が1ドル=94円60銭近辺と、更に1ドル=93円台に向かって円高が加速することは避けられたため、日経平均も切り返しました。

ただ、6月18日~19日の米国でFOMC(連邦公開市場委員会)では、量的緩和策に対する出口戦略が出てこないかと警戒され、商いは盛り上がに欠けました。

ソフトバンク(9984)が買われ、DeNA(2432)やKLab(3656)、スクウェアエニックス(9684)など為替の悪影響が少なそうなゲーム関連も買われました。

WOWOW(4839)が買われていますが、大和証券が6月13日にレーティングを新規に「2」(=強気)で、目標株価は38万円と発表しました。2011年10月に、「WOWOWプライム」や 「WOWOWライブ」、「WOWOWシネマ」の3チャンネル体制となり、正味加入者数の純増ピッチが上がっている。累計の正味加入者数は2013年3月期に260万件を突破し、2014年3月期には過去最高の270万人に達するだろう。その結果、今来期は2桁営業増益が続くと予想しています。

反面、金利上昇を警戒し、東京建物やタカラレーベンや住友不動産などの不動産株は売られました。

日経ジャスダック平均は、ガンホーオンラインやクルーズが買われましたが、直近新規公開株のペプチドリームや横田製作所は値下がりしました。

学究社(9769)は小中学生向け塾「ena」を運営していますが、中高一貫校で未開拓の両国など東京東部を狙った塾開校本格化。今春新卒採用も45人と前期比倍増。託児・幼児教育事業に参入する計画が好感され、買われました。

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