概況/前引け 昨日のNYダウ反発、東証も連れ高したが、麻生財務相が法人税引き下げに否定的な見解で円高圧力

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,065.28ポイントの21.11ポイント高、日経平均は12,788.42円の343.04円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,249、値下がり銘柄数は364。出来高は23億2,676万株、売買代金は2兆1,236億円。

昨日の米国で週間の新規失業保険申請件数は33万4千件と前週比1万2千件減少し、雇用改善傾向を示す分岐点の35万件を大幅に下回ったことや、ウォールストリートジャーナル紙がFRBは債券買い入れプログラムを調整したとしても買い入れが「一度に全て」終わるわけではなく、政策金利の引き上げに関してはまだ遠い先のことになるとの見方を示したことも安心され、金利が低下し、NYダウは180ドル高の15,176ドルと反発しました。

米国の量的緩和の縮小がグローバルマネーの収縮を招くと警戒され、日経平均も4月4日の日銀の異次元緩和からの上げ幅を9割ほど帳消しにしていたので、本日は反発に転じました。

ただ、1ドル=94円92銭近辺と依然として円高圧力は続いているため、日経平均の反発も昨日の843円安に対して、物足りないものとなっています。

麻生財務相が法人税率の引き下げに対して、「75%は(法人税を)払ってない。払ってない人たちには、下げても効果がない」と否定的な見解を示したことも海外投資家の失望を誘い、円高要因になったと言われています。

東京株式市場は米国株の反発を受けて、トヨタが反発し、住友不動産などの不動産株も切り返し、川崎重工は三井造船との統合を白紙に戻したことが好感され、値上がりしました。ただ、円高圧力が続いているため、キヤノンや本田の反発は小幅となっています。

グリー(3632)はみずほ証券が投資判断を「買い」→「中立」に、目標株価も1,400円→1,000円に引き下げたことで売られました。国内推定コイン消費額の底入れが遅れており、新タイトル投入は増えるものの、大底の時期は未だ見極めにくいと述べています。

愛知製鋼(5482)はクレディスイス証券が投資判断を「OUTPERFORM」継続で、目標株価を460円→560円に引き上げました。トヨタグループで値下げ圧力を受けやすいということもあり、期初の価格前提を非常に保守的に置く傾向にあることや、下期販売数量計画は特殊鋼需要の本格回復前の2月に作成されたものであり、足元の需要本格回復から考えれば既に極めて保守的なものになっていると指摘しています。

日経ジャスダック平均は1,808円の10円高。昨日新規公開した業務用のポンプ、バルブのメーカーの横田製作所(6248)が続伸し、ガンホーオンラインやクルーズも買われました。

ネクストジェン(3842)が買われましたが、UBIC(2158)と音声通話上の証拠保全および証拠開示ソリューションを開発したと「会社四季報」では伝えています。

創通(3711)は「四季報」の見出しは「意欲的」で、オリジナルアニメ、原作の発掘やエンターテインメント企業のM&A、提携の意欲的。来春入社から新卒採用開始と記されました。

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