概況/大引け 日銀金融政策決定会合で期待された資金供給オペの期間延長は見送られ失望、不動産株下落

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,101.15ポイントの10.82ポイント安、日経平均は13,317.62円の196.58円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は473、値下がり銘柄数は1,174。出来高は35億4,489万株、売買代金は2兆7,149億円。

日銀金融政策決定会合で長期金利の上昇抑制策として期待された資金供給オペの期間延長は見送られ、上場投資信託(ETF)や不動産投資信託(REIT)の買入額の増額もなかったことが失望されました。

見送った理由は黒田総裁の会見が待たれますが、市場関係者からは、長期金利の安定のため長期の低利資金を金融機関に提供して国債購入を促せば、インフレ期待への働きかけを妨げることになりかねず、黒田日銀は「二兎追うものは一兎をも得ず」のジレンマに陥っているといえるかもしれないといった解説も聞かれました。

クレディスイス証券では市場の期待インフレ率のピークアウトが5月下旬以降の株価下落と円高を招いたと考えるのであれば、それが再度上昇しない限り、株価上昇・円安という局面は長続きしないと想定すべきと解説しています。

日銀が市場の期待インフレ率を高めようとして、信用リスク資産購入額の思い切った増額や、購入長期国債の平均年限大幅長期化を実施すると国債市場の安定性をさらに損なうリスクがあるので、簡単には決断できないことから、残された切り札は消費税増税の延期ということになると指摘しています。

消費税増税の延期、ないしは思い切った企業向け減税を決められない限り、市場の期待インフレ率が再び大きく上昇する可能性は高くなく、株価上昇の余地も限られることになるだろうと論じています。

日銀の追加緩和策が見送られたことで、三井不動産(8801)や住友不動産(8830)などの不動産株は売られました。ただ、REITには値上がりする銘柄も増え、分配金利回りの魅力が高まってきたことが下支えとなったようです。

日経ジャスダック平均は1,822円の18円高。本日、東証マザーズ市場に上場したペプチドリーム(4587)は公募価格2,500円に対して、5,750円買い気配で初日は売買が成立しませんでした。

ジャスダック市場ではガンホーオンラインやクルーズが買われましたが、コスモバイオやテラ、レーサムは売られました。

戻る