概況/前引け 量的緩和策の縮小観測から円高で、東証下落。トヨタや設備投資関連が安い

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,163.91ポイントの30.17ポイント安、日経平均は14,157.34円の455.11円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は144、値下がり銘柄数は1,529。出来高は22億6,642万株、売買代金は1兆7,177億円。

米国で4月の耐久財受注が前月比3.3%増と、市場予想の1.5%増を上回ったため、FRBによる資産買入策の縮小観測が強まり、NY外為市場は一時1ドル=100円66銭まで円高が進みました。

週明けの為替市場も101円前後と引き続き、円高圧力を受けているため、東京株式市場も調整が続き、広範囲にわたる銘柄が売られています。

円高警戒でトヨタや日産などの自動車株が売られ、完成車メーカーの業績回復に陰りが見えれば設備投資意欲も削がれるという観測からか工具やベアリングメーカー、産業用ロボットの不二越、溶接機器のOBARA GRUO、東芝機械などの設備投資関連も売られました。

自動車生産台数の増減に影響を受けるという懸念から山陽特殊鋼も下落。

三栄建築設計(3228)は2011年8月に名証セントレックスから東証2部に上場し、2012年8月には東証1部に昇格しましたが、社長が上場市場の変更の際に、保有していた自社株を売却し、知人らと株式売買を繰り返し、株価を不正に吊り上げた疑いで、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(偽計)容疑で強制調査したと25日に報じられたことで、ストップ安売り気配となっています。

一方、ニプロ(8086)は、6月26日にジャスダック市場に新規公開するリプロセル(4978)の第2位株主となっている点が関心を集め、大幅高となっています。リプロセルはiPS細胞事業と臓器移植等に係わる臨床検査事業を行っている企業なので有望視されています。

新明和工業(7224)は、日本とインド政府が29日の首脳会談で、海上自衛隊に配備の水陸発着可能な救難飛行艇「US-2」のインドへの輸出を協議するため、販売先が広がることが期待され、買われました。

国債利回りは低下したために、REITが買われ、不動産ファンド運用のケネディクスも値上がり、三菱地所も小幅高となりました。ノンバンクのアコムも値上がりしています。

日経ジャスダック平均は1,933円の28円安。ガンホーオンライン(3765)が値上がりしていますが、「パズドラ」の外国語版を開発し、昨年秋から米国と韓国、カナダでサービス開始していて、グーグルとタッグを組み、近く欧州に進出予定だそうです。国内では「パズドラ2」の開発も検討していることや、冬には任天堂(7974)の「ニンテンドー3DS」向けパズドラを発売し、スマートフォンを持たない小学生にも親しんでもらうことも好感されています。4月に続き7月も1株を10株に分割することも歓迎されています。

新興市場のバイオ関連はメディネットやナノキャリアは値上がりしましたが、ラクオリア創薬やUMNファーマ、テラは売られ、冴えないものも多い状態でした。

戻る