概況/前引け 国債利回りが上昇し不安定なので、日経平均の反発も抑制。自動車の反発は目立つが、ファーストリテイリングやケネディクスは小幅安

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,218.24ポイントの29.90ポイント高、日経平均は14,867.90円の383.92円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,343、値下がり銘柄数は312。出来高は26億9,596万株、売買代金は2兆1,637億円。

昨日の日経平均の1,143円安に対して、本日は一時、半値戻り近くの523円高の15,007円まで反発しましたが、その後はやや反発も抑制されています。

昨日は国債利回りが1%まで上昇した後、0.829%まで低下しましたが、本日は0.875%と不安定なことも警戒されています。

SMBC日興証券では5月に入ってからの株価上昇が「行き過ぎ」で過熱感が強かったことや、5月22日の黒田日銀総裁の記者会見やバーナンキFRB議長の議会証言が曖昧な内容で今後の金融政策や長期金利、為替の方向についての不透明感が強まったことや、中国PMIの低下などきっかけに株価が下がり、先物主導で売りが売りを呼ぶ展開になったと解説しています。5月に入ってからの物色は高ベータ株や低PBR株や株価水準が出遅れているシクリカル業種に集中していたので、再上昇に転じた際の銘柄は過熱状態の再現ではなく、正常化するのが自然と指摘しています。今期予想経常利益率が高く、高ROEで低PERで「行き過ぎ」感が緩和されている銘柄として、オリコ(8585)や昭和シェル(5002)、マツダ(7261)、セガサミー(6460)、本田(7267)、東芝(6502)、日本ユニシス(8056)、コマツ(6301)、日野自動車(7205)、東洋ゴム(5105)などを紹介しています。

これらの銘柄の中で、本日はオリコの反発は小幅でしたが、マツダや本田や日野自動車など円安メリットが期待されている自動車株の反発が目立ちました。

相場もトヨタやマツダの反発が目立ち、シャープも高くなっています。

ただ、指数寄与度の高いファーストリテイリングは値下がりし、中国関連の三菱商事や三井物産も値下がりとなりました。不動産ファンドのケネディクスも伸び悩み、小幅安の水準に押し戻されました。

一方、ネクスト(2120)はいちよし経済研究所がレーティングを「B」→「A」に、フェアバリューを1,000円→1,200円に引き上げたことで注目され、ストップ高の980円(150円高)と買われました。賃貸・不動産売買では昨秋実施のサイトリニューアルの効果が予想を上回り、売上の伸びは加速しているため、今期は会社予想を上回り、営業増益と予想しています。

コムシスホールディングス(1721)は三菱UFJモルガンスタンレー証券から投資判断「Outperform」継続で、目標株価を1,350円→1,700円に引き上げられことで買われました。2016年3月期の売上高営業利益率は8%台に乗せるとみており、設備工事会社にとっては「異次元の領域」となる。「LTE関連設備投資」、「施工効率化体制」、「多角化事業」の3点が牽引と紹介しています。

日経ジャスダック平均は1,973円の28円高。ガンホーオンラインやクルーズ、3Dマトリックスなど反発した銘柄は多い状態でしたが、楽天やニューフレアテクノロジーは値下がりとなりました。

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