概況/前引け HSBCから5月の中国PMIが49.6と発表され、豪ドル売られ円高に。日経平均も315円高から一時マイナス圏に

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,262.22ポイントの13.81ポイント安、日経平均は15,662.95円の35.69円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は213、値下がり銘柄数は1,453。出来高は36億8,821万株、売買代金は2兆5,653億円。

バーナンキFRB議長が議会証言で、労働市場の改善が続き、景気回復が持続的と確信できる場合には、今後数回のFOMCで債券購入ペースの縮小決定もあり得ると述べたことで昨日のNYダウは80ドル安の15,307ドルと売られましたが、ドルは買われ、NY外為市場では一時1ドル=103円73銭まで円安が進みました。

円安を好感し、日経平均も10時に15,942円(前日比315円高)まで上昇しましたが、円相場が103円05銭近辺に押し戻されたため、日経平均も前日比マイナス圏に押し戻されています。

HSBCから発表された5月の中国の製造業購買担当者指数が49.6と、4月の改定値は50.4から低下し、製造業の活動縮小を示す50を下回ったために、中国向けに石炭や鉄鉱石などの輸出が減るという警戒感から豪ドルが売られ、円高となり、対ドルでも円高に押し戻されました。

円高に振れたため、トヨタ(7203)や三菱自動車(7211)などが値下がりし、シャープ(6753)やソニー(6758)も値下がりしました。

昨日の日銀金融政策決定会合で長期金利の上昇に対して、明確な対応策が取られなかったため、国債利回りが本日は一時1%まで上昇し、REITや不動産株も売られました。

一方、円高で原料パルプの輸入コスト低下期待から王子製紙(3861)や北越紀州製紙(3865)などが買われました。上げ幅は縮めましたが、日経平均が本日は一時315円高まであったこともあり、指数寄与度の高いファーストリテイリングやファナックなどの値がさ株も値上がりしました。

日経ジャスダック平均は1,997円の59円安。ガンホーオンラインが再び安く、レーサムやいちごグループなどの不動産関連も値下がりし、バイオ関連も調整しました。

ファンコミュニケーションズ(2461)はいちよし経済研究所がレーティングを「A」継続で、フェアバリューを1,600円→3,600円に引き上げたため、買われましたが、やはり相場全体の地合いに押され、伸び悩みました。従来からのスマートデバイス向けアドネットワーク「ネンド(nend)」へのモバイル向けゲーム業者からの需要拡大に加えて、パソコン向けアフィリエイト「A8.net」の伸びも予想以上に加速し始めていると解説しています。

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