概況/大引け FRB議長の議会証言を控え、指数は揉み合いも、低位株物色旺盛で東証1部の出来高は62億5,136万株と歴代2位。東電が連日の大幅高

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,270.39ポイントの0.88ポイント高、日経平均は15,381.02円の20.21円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は711、値下がり銘柄数は924。出来高は62億5,136万株、売買代金は4兆263億円。

米国ではFRBがどのタイミングで「資産購入プログラム」の縮小に着手するかが警戒されているため、手掛かりを探る上で22日のバーナンキFRB議長の議会証言が見守られ、昨日のNYダウは小反落となり、本日の日経平均も横這いでした。

しかし、東京株式市場では低位株や出遅れ株に対する物色意欲は旺盛で、東証1部の出来高は62億5,136万台と歴代2位を記録しました。4月5日の64億4,912万株に次ぐ高水準でした。

三菱自動車(7211)はリコール問題やリチウム電池不具合などの品質問題や深刻な販売不振が続くと警戒されてきましたが、ラオスでの電気自動車のプロジェクトや日産自動車と共同開発した新型軽自動車の販売期待で続伸し、本日はストップ高となりました。

東京電力(9501)は柏崎刈羽原発の再稼働期待や6月に見直す廃炉作業の工程表に国の関与が盛り込まれることへの期待で連日の高騰となり、シャープも今年度中に海外工場や保有株などの資産売却で400億円規模の資金を集める方針を固めたと朝日新聞が報じたことで買われました。

経済産業省が住宅の屋根を借りて太陽光発電パネルを設置する企業に低利融資する新たな制度を作ると日経新聞で報じられ、太陽光発電システムの設置増加期待から三晃金属と高島がストップ高となり、太陽電池製造装置のアルバック(6728)や太陽電池原料のシリコンを生産しているトクヤマも大幅高となりました。

新日鉄住金や神戸製鋼、JFEホールディングス、大平洋金属、日本電工などの鉄鋼株、昭和電工や三井化学などの化学株、丸紅や三井物産などの商社株も出遅れ株物色として買われました。

DOWAホールディングス(5714)は子会社のDOWAメタルマインが銅製錬などで生じるヒ素といった有害物質を鉄化合物などで固定する技術の実用化を急ぎ、アフリカの製錬会社などに提案すると日刊工業新聞で報じられました。6月1日~3日まで横浜市でアフリカ各国の首脳が集まる第5回アフリカ開発会議が開かれるため、鉱物資源が豊富にあるアフリカの資源開発に関心が寄せられています。

豊田通商(8015)はケニアで地熱発電所を韓国企業と共同で建設中で、2012年7月にアフリカで自動車ディーラー事業を手掛ける仏CFAO社買収を発表しているため、数少ないアフリカ銘柄として注目されています。

一方、金利上場を警戒し、不動産株は売られました。

日経ジャスダック平均は2,079円の26円安。ガンホーオンラインの株価下落が続きました。

セリア(2782)は野村証券から100円ショップは円安コスト増を価格転嫁しにくいため、投資判断を「Buy」→「Neutral」に引き下げられたことで売られました。

反面、太陽電池用シリコン単結晶引上装置のフェローテック(6890)がストップ高となり、太陽光発電システムのウエストホールディングスも買われました。

タケダ機械(6150)はメガソーラーの架台を造る鋼材の加工機械の出荷増期待が託されました。

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