概況/大引け TOPIXは786.07ポイントの2.41ポイント安、日経平均は9,525円の8円安。12日FOMC、14日米国議会会期末、16日の総選挙、19日~20日日銀政策決定会合を控え、膠着状態。敦賀原発の再稼働困難で電力各社下落。マザーズ新規上場のenish買い気配。他のゲーム関連も高い。

概況


大引けのTOPIXは786.07ポイントの2.41ポイント安、日経平均は9,525円の8円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は548、値下がり銘柄数は962。出来高は15億4,472万株、売買代金は8,783億円。

日経平均 15分足(5日間) MA(25)、MA(75)

日経平均 15分足(5日間) MA(25)、MA(75)

11日~12日の米国FOMCで、年末に終了するツイストオペを補う、追加緩和策が講じられても、14日が米国議会の会期なので、「財政の崖」回避策が合意されないと米国株が売られるという懸念や、16日の日本の衆議院選挙で自民党は大勝しそうですが、新政権への期待感で相場が買われてきた分、総選挙前後で一旦は頭打ちになるのではないかという警戒感から、本日の東京株式市場は膠着状態が続きました。

米国のFOMCではツイストオペ(長期国債の購入と短期国債の売却)が年末で期限切れとなるため、長期国債の月間450億ドル買い入れが再開され、住宅ローン担保証券の買い入れ(月額400億ドル)と合わせて、FRBは毎月850億ドルの資産購入を続けると期待されています。

日本の衆議院選挙は16日で、自民党が大勝すれば、日銀への追加緩和への圧力から、19日~20日に開催される日銀金融政策決定会合でも資産買入基金の増額が期待されますが、FRBの金融緩和姿勢の方が日銀よりも強いと判断されると、円高になりかねないことも警戒されています。

日本原子力発電の敦賀原発(福井県)は活断層の上に建設されている可能性が高いことから、再稼働は極めて困難になったため、関西電力や中部電力を始め、電力各社が売られました。

原子力規制委員会では関西電力(9503)の大飯原発(福井県)でも断層調査を実施中で、東北電力の東通原発(青森県)、北陸電力の志賀原発(石川県)、関西電力の美浜原発(福井県)でも断層調査を行うため、活断層のリスクが警戒されています。
 
また、日本原子力発電は原発が3基ありますが、東海第2は東海村の反発が激しく、再稼働の見通しは立たず、敦賀1号機と2号機が廃炉となると動かせる原発はゼロとなります。
資産の目減りや廃炉費用で2,559億円の損失が出て、前年度末の純資産は1,626億円なので、933億円の債務超過となると資産されています。
日本原子力発電は沖縄電力を除く9電力会社と電源開発が出資して作られているので、電力各社は廃炉費用などの負担が発生するという懸念も抱かれました。

個別銘柄の値動きが乏しい中、本日東証マザーズ市場に新規上場したenish(3667)は経営シミュレーションゲーム「ぼくのレストラン2」、アパレルショップ経営シミュレーションゲーム「ガルショ☆」などを手掛けるソーシャルゲーム開発会社で、公募価格800円に対して1,840円買い気配となり、初日は売買が成立しませんでした。
2タイトルで売上高の8割を占めていますが、来期は従業員を大幅増員し、4本の新作ゲーム投入する計画なので業績拡大が期待されています。

enishの人気でサイバーエージェントやミクシィやKLabなどの他のゲーム会社も刺激を受けて、買われています。
ただ、据え置き型ゲームの任天堂は携帯ゲームにユーザーを奪われているために売られました。

日経ジャスダック平均は1,374円の1円安。原発の再稼働が難しくなったことから、東証マザーズ市場では日本風力開発(2766)が買われました。

水晶振動子を生産しているリバーエレテック(6666)はスマートフォン向けの出荷拡大期待からストップ高となりました。

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