概況/大引け NYダウの最高値更新を受けて、日経平均は2007年12月末以来の15,000円台回復。トヨタやソニーなど輸出関連高い

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,252.85ポイントの22.05ポイント高、日経平均は15,096.03円の337.61円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は635、値下がり銘柄数は1,011。出来高は57億5,284万株、売買代金は4兆4,701億円。

昨日のNYダウの最高値更新を受けて、東京株式市場ではトヨタやマツダ、いすゞなどの自動車株、ソニーや太陽誘電などの電機株が買われ、日経平均は2007年12月28日以来の15,000円台回復となりました。

最近の長期金利の上昇を受けて、ここ数日はREITなどの不動産関連が売られ、不動産ファンドのケネディクスやジャスダック市場のいちごグループなども本日は売られたため、同じ安倍政権の成長戦略に期待して賑わってきたバイオ関連も利益確保の動きで大幅安となりました。

新興市場の銘柄の下げがきついため、東証1部市場の円安メリット株が業績安心感から買いを集めたようです。

いすゞ自動車(7202)は前期の営業利益が1,307億円(前期比34%増益)で、今期の営業利益計画が1,800億円(前期比38%増益)と発表されたことで大幅高となりました。アセアンでの大型トラックの増加幅や利益寄与、タイで生産するピックアップトラックの採算性改善が想定を上回っている可能性が高いと大和証券では推測し、レーティング「2」(=強気)継続で目標株価を670円→930円に引き上げました。

太陽誘電(6976)は今期2014年3月期の営業利益計画が200億円(前期比4倍)と発表し、買われました。中期計画では1ドル=80円前提で2014年3月期の営業利益が150億円、2015年3月期が200億円でしたが、円安が主要因とは言え、中計前倒しは好印象と大和証券では解説しています。

一方、グリー(3632)はスマートフォン向けの対応が遅れたために業績が悪化し、2013年6月通期の営業利益見通しを500億円(前期比39.6%減益)~600億円(前期比27.5%減益)のレンジから、460億円(前期比44.4%減益)に下方修正し、2月に続き今期2度目の下方修正となったことで売られました。

シャープ(6753)は今期の営業利益計画は800億円ですが、営業利益以下の費用が大きく、当期利益が50億円に留まるため、フリーキャッシュフローや株主資本棄損が大きいと警戒され、売られました。ゴールドマンサックス証券では「売り」継続で、9月償還予定のCB(転換社債)は主要行からの追加融資枠1,500億円に向けて交渉が進んでおり問題ないと見られるものの、来年の社債償還(合計1,300億円)はシャープが自力で返済資金を捻出しなければいけない可能性が高そうと指摘しています。

日経ジャスダック平均は2,085円の54円安。ガンホーオンラインが売られ、バイオ関連が大幅安となりました。そのため、直近IPO銘柄に資金が向かい、3月に東証マザーズ市場に上場したオイシックスやオルトプラス、ウォーターダイレクトが買われました。

オイシックス(3182)は有機野菜などの宅配会社ですが、三越伊勢丹と業務提携を発表し、ストップ高となりました。三越伊勢丹の会員制食品宅配サービス「三越伊勢丹エムアイデリ」がオイシックスの宅配システム、物流センターを活用し、相互に商品を供給することも合意しました。

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