概況/大引け 中国4月貿易統計は予想以上だが、水増し疑惑から日経平均の上げ幅は241円高から目減り。三菱地所の決算失望で他の不動産株も安い

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,194.34ポイントの5.77ポイント高、日経平均は14,285.69円の105.45円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は877、値下がり銘柄数は722。出来高は39億1,828万株、売買代金は3兆3,258億円。

中国の4月の貿易統計で輸出が前年同月比14.7%増加し、市場予想の10.3%増を上回り、輸入も前年同月比16.8%増加で市場予想の13.9%増を上回ったため、対中貿易の活発化期待が抱かれました。

ただ、中国の貿易統計は水増し疑惑も警戒されているため、日経平均も12時40分に付けた高値の14,421円(前日比241円高)からは上げ幅が縮小しました。

中国では海外との自由な資金の移動が禁じられているため、貿易を装って資金を持ち込んでいることや、輸出品も中国の間接税である増値税を還付してもらうことができるため、実際よりも多くの製品を輸出したことにすればそれだけ多くの還付金を得ることができるという詐欺も行われており、地方政府も貿易の目標数字を達成できなければ地方官僚の責任問題となってしまうので捏造しているといった問題点があるようです。

それでも中国関連のコマツやファナック、三菱商事などが値上がりしました。

一方、三菱地所(8802)は前期の営業利益実績が1,183億円(前期比19%減益)で、会社計画の1,340億円に届かず、今期の営業利益計画は1,600億円(前期比35%増益)ですが、前期の反動が主因なので、アベノミクスに乗り切れない決算が失望され、売られました。三井不動産や住友不動産など他の不動産株も軟調です。

MonotaRO(3064)はいちよし経済研究所がレーティングを「B」→「A」に、フェアバリューを2,000円→3,200円に引き上げました。大企業の購買管理システムとの連携の予想以上の進展は、中長期的な新たな成長牽引役として捉えるべきだろうと解説しています。

日経ジャスダック平均は2,100円の14円高。東証マザーズ市場のタカラバイオとメディネットがストップ高となり、ジャスダック市場でもコスモバイオがストップ高となるなど引き続き、バイオ関連が人気を博しています。

ガンホーオンラインエンターテイメント(3765)も買われましたが、いちよし経済研究所がレーティングを新規「A」で目標株価は119万円と発表しました。「パズル&ドラゴンズ」の5月現在のパズドラの累計ダウンロード数は1,300万を突破していますが、中期的な上限を3,000万程度と予想しています。

アニメ制作のIGポート(3791)がクールジャパン関連として注目され、ストップ高となりました。芸能人のファンサイト運営やCDの物販を行っているエムアップ(3661)も一時ストップ高となりました。

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