IPO社長会見 オークファン(3674) クックパッドをベンチマークに成長目指す

概況


武永修一代表取締役

武永修一代表取締役

オークファン(3674)が4月25日、マザーズに新規上場し、上場2日目に公開価格比4倍の1万480円で初値を形成した。上場当日の記者会見で武永修一代表取締役=写真=は次のように語った。

事業内容…当社は「買うときも、売るときも」をモットーに、オークション、ショッピングの商品および価格情報の比較・検索・分析が可能なサイト「aucfan.com」を運営している。国内外の主要ショッピング・オークションサイトの開催情報、落札価格、取引数を横断的に一括検索でき、新品と中古品の両方を調べることができることが特徴。「新品・中古品を最安値で買いたい一般消費者」「オークションで不用品を売りたい個人」「オークションでの転売を副業としている個人」「法人」とターゲットは幅広く、月間訪問者は500万人前後となっている。

特徴…過去3年間の取引データを検索できるようにしていることから、ユーザーの多くが「売り手」。具体的には、転売者やネットショップ運営者が競合価格の調査や販売価格の値決めなどに利用しているほか、リサイクル業界や小売業界もネットでの価格やニーズを把握するために当サイトを利用している。

成長戦略…今後はターゲット層ごとに最適な施策に取り組み、有料会員数増加による収益拡大を目指す。また、企業が持つ商品在庫を個人事業者に売却する独自市場を創設したい。テスト結果は良好で、今期中に始動させたい。さらに、蓄積してきたビッグデータの活用サービスも推進したい。こちらは主に金融市場で生かしていきたい。

ベンチマーク…将来的な数値目標や中期計画の公表は控えるが、当社はクックパッド(2193)など、課金売り上げを伸ばしつつ、新しい領域にもチャレンジし、ネット企業ならではの成長軌道を描いている企業をベンチマークにしている。

<記者の目>
「IPO(新規上場)承認後、リサイクル事業者や決済事業者などとの取引が増えてきている」(武永社長)という。IPOに伴う知名度向上、信用力向上の効果が早くも表れているようだ。カカクコム(2371)とすみ分けができており、協業関係にあることも安心材料。

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