概況/大引け G20財務省・中銀総裁会議で日本の量的緩和策について反論が出なかったことが安心された。3月首都圏マンション販売好調で大京やゴールドクレストが高い

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,126.67ポイントの3.70ポイント高、日経平均は13,316.48円の96.41円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は878、値下がり銘柄数は708。出来高は35億8,550万株、売買代金は2兆5,504億円。

G20財務相・中央銀行総裁会議では、先進国の金融緩和に対して、新興国側から資金流入をもたらし通貨高や資産バブルを引き起こすという批判が高まることが警戒されていました。

しかし、初日討議の終了後に、麻生財務相から日銀が導入した新たな金融緩和策はデフレ脱却に向けた方策で、円安誘導ではないと説明したことについて、反論はなかったと報告されたことが安心され、後場の東京株式市場は堅調となりました。

日銀の量的・質的金融緩和の遂行期待で、REITが反発し全面高となりました。

日経平均 日足

日経平均 日足

不動産経済研究所が発表した首都圏の3月のマンション発売戸数は、研究所が先月に想定していた前年同月比1%増の3,500戸を大きく上回り、同48%増の5,139戸となりました。これまでオフィスビルの賃料引き上げ期待から大手不動産株が買われてきましたが、マンション専業に対する注目も高まるという期待で大京(8840)やゴールドクレスト(8871)が買われました。

安倍首相が指示した保育園の待機児童解消策は、2015年度までの2年間を「緊急集中取組期間」とし、約20万人に保育サービスを提供する態勢を整え、20人未満の小規模施設や事業所内の施設を増やし、従来目標より2年早い2017年度末までに待機児童をゼロにすることを目指します。

2年間に実施する「緊急プロジェクト」として、(1)国有地や賃貸施設も活用した保育所の整備、(2)保育士の確保と待遇改善、(3)小規模な保育事業の推進、(4)認可外施設の認可保育所への移行支援、(5)企業などの事業所内施設の助成要件を緩和などを行います。

こうした支援策に期待して、JPホールディングス(2749)が続伸し、ジャスダック市場のサクセスホールディングス(6065)はストップ高となりました。

ジャスダック市場の夢真ホールディングス(2362)は建設現場への現場監督を派遣している会社ですが、保育園向けに人材派遣も行っているので、株価は値上がりしています。

東京エレクトロン(8035)が2013年3月期の営業利益見通しを95億円(前期比84.2%減益)→125億円(前期比79.3%減益)に上方修正されたことで買われ、北米半導体製造装置BBレシオ(受注÷出荷)が2月の1.10倍→3月1.14倍に受注拡大していたことも好感され、大日本スクリーン(7735)なども値上がりしました。

日経ジャスダック平均は1,880円の22円高。ガンホーオンラインは利益確保の売りに反落しましたが、テラやジャパンティッシュエンジニアリングなどのバイオ関連、いちごグループやレーサムなどの不動産関連、サクセスホールディングスや幼児活動研究所(2152)などの保育関連が買われました。

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