概況/大引け 前日のNYダウと金下落で日経平均も朝方13,004円(前日比271円安)まで下落したが、ケネディクスやノンバンクに押し目買いで持ち直す

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,119.20ポイントの14.79ポイント安、日経平均は13,221円の54円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は375、値下がり銘柄数は1,261。出来高は43億5,967万株、売買代金は3兆4,403億円。

中国で15日に発表された1~3月期のGDPが前年同期比7.7%成長と、市場予想の8.0%成長から減速し、4四半期連続で8%を下回りましたが、中国は世界の金の需要の24.5%を占めているため、景気減速と金需要の鈍化が警戒されました。

キプロス中央銀行による金準備の売却計画も響き、昨日のNY金先物相場は140ドル安(9.3%下落)の1オンス=1,361ドルとなり、1日の下落幅としては1980年1月22日の143ドル安以来の約33年ぶりの落ち込みとなりました。

中国の景気減速に加えて、NY連銀製造業景気指数も低下したことや、ボストンマラソンのゴールライン付近で爆発が2回起きたことで、NYダウは265ドル安の14,599ドルと売られましたが、NYダウと金価格が同日に3桁急落するというのは初めての出来事だそうです。

東京株式市場も売り先行で始まり、日経平均は9時8分に13,004円(前日比271円安)まで売られましたが、後場は1時11分に13,312円(前日比36円高)まで切り返しました。不動産ファンドのケネディクス(4321)に押し目買いが入り、アイフル(8515)やクレディセゾン(8253)といったノンバンクが買われました。

日経平均 日足 MA(25/75)

日経平均 日足 MA(25/75)

これまで日銀は前引けのTOPIXが1%以上下落した場合、資産買入基金でETF(上場投資信託)の買いを入れてきましたが、昨日は前引けのTOPIXは0.9%の下落率だったのに、昨日は216億円のEFTを買っていたので、行動に変化が出たという見方から、本日も日銀が買っているのはないかと期待されました。

水戸証券(8622)は2013年3月期の営業利益速報が2,477百万円と、2012年3月期の12百万円から大幅に拡大したことで買われました。

いちよし証券(8624)も2013年3月期の営業利益速報が3,631百万円と、2012年3月期の△136百万円が改善し、年間配当は32円と、2012年3月期の20円から増配したことで買われました。

富士ソフト(9749)もエース証券(非上場)に33%出資していることが注目されました。大和証券はレーティングを「2」(=強気)継続で、目標株価を2,745円と解説していますが、ソフトウェア開発と並び、不動産投資でも評価が高く、今後は傘下の証券会社の業績も株価の牽引材料となりそうだと紹介しました。秋葉原や桜木町、錦糸町などターミナル駅から徒歩1分以内の好立地に自社不動産・ビルを持っていることや、持ち株比率33%のエース証券の業績が、株式市場の活況を受け急回復しており、2014年3月期は営業外収益(持分法利益)で8億円程度の増益寄与が想定されると述べています。

KLab(3656)やネクソン、ポールトゥウィンピットクルーなどゲーム関連も買われました。

一方、ソフトバンク(9984)は米国の携帯電話3位のスプリント・ネクステルを買収する計画ですが、米国の衛星放送会社のディッシュ・ネットワークも買収に名乗りを挙げたため、米国での事業戦略が狂うことが警戒され、売られました。

日経ジャスダック平均は1,832円の0.50円安。ガンホーオンライン(3765)はスマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」をニンテンドー3DS向けに「パズドラZ」として発売すると発表し、賑わいました。

インデックス(4835)は2013年8月期の最終利益予想が黒字6億6,500万円→赤字23億4,200万円に下方修正したためストップ安となりました。ソフトウェア仮勘定の減損や子会社の清算損や海外子会社の事業撤退損などを特別損失として計上しました。

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