概況/前引け ボストンマラソンでの爆発事件も不安視され、米国株が売られ、東証も広範囲に下落

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,113.16ポイントの20.83ポイント安、日経平均は13,135円の140円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は209、値下がり銘柄数は1,440。出来高は23億7,678万株、売買代金は1兆7,912億円。

昨日のNYダウが265ドル安の14,599ドルと売られ、東京株式市場も下落しました。

中国の第1四半期のGDPが前年同期比7.7%成長と、予想の8.0%成長を下回ったことで昨日の海外市場では金や原油などの商品市況も売られ、全米住宅建設業者協会が発表した住宅建設業者指数も3月の44→4月は42に低下し、予想の45を下回ったことや、NY連銀の製造業景気指数も3月の9.2→4月は3.1に低下し、予想の7も下回ったことも警戒されました。ボストンマラソンのゴールライン付近で爆発が2回起きたことで下げ幅も拡大しました。アルカイダ系のテロなら、米国株の調整は深まると警戒されています。

東京株式市場も広範囲に売られましたが、ソフトバンク(9984)は米国の携帯電話3位のスプリント・ネクステルを買収する計画に対して、米国の衛星放送会社のディッシュ・ネットワークも買収に名乗りを挙げたため、米国での事業戦略が狂うことが危惧され、売られました。

商品市況の下落を受けて、貴金属リサイクルのアサヒホールディングスも安くなっています。

業界再編への期待でここ数日賑わってきた電力株も手仕舞い売りに押されました。野村証券では関西電力(9503)や九州電力(9508)は4月下旬予定の決算発表では2014年3月期の業績や配当が未定とされると見られ、不透明感が強まるとともに、7月には料金算定に織り込まれている原発再稼働の遅れ(代替燃料費の発生)が明らかとなり、9月の配当権利落ちまでには上期の無配が発表されると予想しています。

一方、経済産業省が新潟県の佐渡島沖で、石油と天然ガスの試掘を始めたと発表したため、地球深部探査船「ちきゅう」を運用している日本海洋掘削(1606)が大幅高となりました。

中古車の買取と販売を行っているガリバーインターナショナル(7599)は大和証券がレーティングを「3」(=中立)→「1」(=買い)に引き上げ、目標株価は8,000円と発表したことで買われました。今期の会社計画の営業利益は58億円(前期比14%増益)ですが、大和証券では74億円(前期比46%増益)と予想しています。

野村総研(4307)も大和証券がレーティングを「3」(=中立)→「1」(=買い)に引き上げ、目標株価は3,300円と発表したことで買われました。証券業向けに特需が今後2~3年持続すると予想し、採算も大きく改善すると見ています。

日経ジャスダック平均は1,823円の10円安。鳥インフルエンザ関連の重松製作所や興研は反落しました。一方、ガンホーオンラインやフィスコが買われ、海底資源開発関連として鉱研工業も高くなっています。

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