新興ウィークリーウォッチャー 目先は大型株優位に 新興成長企業をじっくり狙う

概況


TOPIX 日足1年

TOPIX 日足1年

4月第2週は大型株優位の展開となった(8日から11日までの上昇率はTOPIXが8%、マザーズ指数は5%)。市場関係者からは「大型株が軽々舞う相場。国内外の機関投資家が買わないと、ここまでは上がらない。円ベースでは大分上がったが、円安によりドルベースで見るとそれほどでもなく、海外マネーの流入が当面続くのでは」との声が聞かれる。

ちなみに、TOPIX、日経平均と大型株指数で“過熱シグナル”が出ているのは、移動平均からの乖離(かいり)率ぐらいにとどまり、RSI、騰落レシオ、サイコロジカルなどは高水準ではあるが、過熱感が問題になるレベルではない。

一方、2月期決算発表を見ると、小売り企業が多いせいもあろうが、「アベノミクス効果、希望的観測を業績予想に織り込むわけにはいかない」といった体で渋い業績予想を打ち出す企業が多い。

業績見通しに関する企業経営者と市場とギャップは大きく、また、北朝鮮問題というマーケットが織り込めない問題を抱えている現在の局面では、流動性の高い大型株の上昇トレンドに素直に乗ったほうが効率的だろうが、新興市場も相対的に地味な展開ながら強腰相場が継続。JASDAQ平均は2007年11月上旬以来の1,800円台を回復してきた。当面は短期トレードは大型株に任せ、好実態の新興成長企業もじっくり狙ってみたい。

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