概況/前引け TOPIXは790.95ポイントの2.21ポイント高、日経平均は9,564円の19円高。シャープはクアルコムからの出資やサンパワーからの太陽光発電パネルの調達を好感。東急建設は渋谷再開発で恩恵期待。三井住友FGはモルガンスタンレーの格上げを好感。

概況


前引けのTOPIXは790.95ポイントの2.21ポイント高、日経平均は9,564円の19円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は669、値下がり銘柄数は796。出来高は10億5,623万株、売買代金は5,038億円。

米国の雇用統計を控え、やや動きにくかったようですが、雇用の拡大が減速しても、巨大ハリケーン「サンディ」の影響なので、落ち込みは一時的と受け取られそうという見方から、東京株式市場は小じっかりとなりました。

シャープは米国のクアルコムが最大約100億円を出資し、消費電力が少ないスマートフォン向けやタブレット型端末向けの次世代パネルを共同開発することや、米国のサンパワーから住宅用の太陽光発電パネルを調達する計画も好感され、値上がりしました。
住宅用の太陽光発電パネルの需要は拡大し続けているものの、経営再建中なので投資余力は乏しく、外部調達で供給力を高め、国内の住宅用のシェアを現在の30%程度→40%に引き上げたい考えだそうです。

日経平均 15分足(5日間) MA(25)、MA(75)

日経平均 15分足(5日間) MA(25)、MA(75)

東急電鉄(9005)の渋谷再開発で恩恵を受けるという期待から東急建設(1720)が買われました。
また、東急建設は安全でコスト競争力のある「セーフティスライド工法」を開発したことも好材料視されています。
建物の解体は圧砕重機を用い、建物の外周に仮設足場とパネルを設置するだけで工事が行われるため、解体したコンクリート塊が場外へ飛来落下する危険性が懸念されています。
東急建設では解体する建物のうち近接する躯体部分(注意エリア)を予め切断し、既に解体している安全なフロアー部(通常エリア)まで移動して階上解体する工法で、近隣への粉塵飛散や解体部材の飛来落下を防ぐことも可能になるそうです。
 
三井住友フィナンシャルグループ(8316)はモルガンスタンレーMUFG証券が投資判断を「Equal-weight」→「Overweight」に、目標株価は3,200円→3,350円に引き上げたことが関心を集めました。
グループ一体運営に強みを持っていて、コンシューマーファイナンス(消費者金融)業務への取り組みは、グループ利益のサポート要因として、今後とも安定した業績寄与が期待できるそうです。
2013年度はSMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス)、セディナの減益を見込むためグループ利益は780億円程度(当期利益への寄与率は16%)へ減少すると予想していますが、2014年度は830億円程度(同16%)へと増加に転じると分析しています。
ALL SMFGのコンシューマーファイナンス業務のROA(総資産利益率)は2%程度と予想され、銀行単体の0.3%を大きく上回ると紹介しています。

日経ジャスダック平均は1,371円の0.64円安。昨日新規公開したIBJは値下がりしました。

一方、ニューフレアテクノロジー(6256)は半導体のフォトマスクに回路パターンを描く装置で世界シェア9割を持っていて、インテルとサムスンの受注を一手に引き受けると日経新聞で紹介され、値上がりしました。
2009年に投入した新型機は当時世界シェアを2分した競合の日本電子の装置に処理速度で2倍の差を付け、その後、日本電子は最先端の描画装置から撤退し、一気に市場を奪ったと解説しています。

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