概況/大引け REITや不動産株は利食い売りに押されたが、円安で三菱重工や川崎重工などの造船株が高く、中国関連も値上がり。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,102.04ポイントの0.30ポイント高、日経平均は13,192.35円の0.24円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は658、値下がり銘柄数は959。出来高は47億89万株、売買代金は3兆4,779億円。

日銀による量・質とも次元の違う金融緩和により高騰していたREITや不動産株も本日は利益確保の売りに押されましたが、代わりに円安を受けて、三菱重工(7011)や川崎重工などの造船株が値上がりし、コマツや三菱商事などの中国関連も値上がりしました。

クレディスイス証券では6ヵ月以上上昇した「ラリー相場」は1995年以降に過去4回発生しており、今回の上昇が継続すれば5回目に当たると解説しています。過去のラリー相場はバラツキはありますが、調整を織り交ぜながら概ね10ヵ月程度上昇が継続しているため、昨年11月の党首討論で民主党の野田首相から発させられた衆議院の解散表明から始まった今回のラリー相場もあと数ヵ月は堅調な相場が見込まれることになります。

過去のラリー相場におけるセクター推移は単純で、短期調整期にアンダーパフォームしたセクターがその後大きな上昇を見せるというのが定石だそうです。この観点から、今回の第2上昇期には「輸送用機器」、「鉄鋼」、「機械」、「保険」、「海運」などを推奨セクターとして挙げています。クオリティーの高い業績モメンタム銘柄としては、高ROE・低PER株でトヨタ、本田、日産の自動車3社、コマツ(6301)、低ROE・高PER株で日清食品、京王電鉄などを挙げています。

本日はファナック(6954)も買われましたが、クレディスイス証券が投資判断を「Neutral」→「OUTPERFORM」に、目標株価を12,500円→17,500円に引き上げました。 4月下旬発表予定の2013年3月期決算は計画未達となる上、2014年3月期の上期の会社予想営業利益も前年比約3割減程度が予想されますが、悪材料の出尽くしと見ていて、株価を左右する工作機械の月次数値は着実な回復基調を見せる公算が大きいと解説しています。

コーセー(4922)は三菱UFJモルガンスタンレー証券が投資判断を「Neutral」→「Outperform」に、目標株価は1,900円→3,000円に引き上げました。景気回復に伴う化粧品需要への波及は6ヶ月程度遅行するとの事で、2014年3月期にかけて高価格化粧品需要の増加、商品ミックスの改善、2014年4月消費増税前の駆け込み需要を考慮し、国内売上予想を引き上げました。

日経ジャスダック平均は1,797円の13円高。いちごグループやプロパストなどの不動産株が売られました。

代わりにカルナバイオサイエンス(4572)やジャパンティッシュエンジニアリング(7774)などのバイオ関連がストップ高と買われました。

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