概況/大引け 日銀の金融政策の大転換で資産インフレ期待から不動産株や銀行、ノンバンクなどが大幅高。円安で自動車株も値上がり。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,101.74ポイントの35.50ポイント高、日経平均は13,192.59円の358.95円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,530、値下がり銘柄数は125。出来高は49億5,527万株、売買代金は3兆6,401億円。

JPモルガン証券では日銀が4月4日に発表した「量・質とも次元の違う金融緩和」について、「2%インフレの達成は困難だが、資産インフレがさらに進む可能性は高い」と解説しています。

日銀は長期国債のグロスベース買入額(月額)を従来の3.5兆円程度(輪番の1.8兆円と基金の1.7兆円)から、7.5兆円程度に増額すると同時に、ネットベースでも年間50兆円の増額を表明しました。50兆円の国債を日銀が市場から吸収することは、年間の長期国債新規発行額(2013年度一般会計42兆円見込み)を上回ることから、民間部門が保有する国債の残高が減少することを意味します。

銀行は預金が少なくとも年間2~3%伸びると予測される一方、銀行全体として保有する国債は減少することになるので、国債以外の資産を増加させざるを得ません。貸出金利を低下させて貸出を増加させることになりますが、企業からの資金需要に限界があれば、その他のリスク資産に向かわざるを得ないと論じています。

資産インフレに期待して、東京株式市場では不動産ファンドのケネディクス(4321)やマンション分譲のフージャースホールディングス(3284)、不動産担保ローンのアサックス(8772)がストップ高となりました。

三菱UFJモルガン証券では日銀の予想をはるかに上回る金融政策の大転換を、貨幣輪転機がフル稼働し、日本国民が円紙幣の海で溺れる状況を現出させると描写していますが、そうした期待から、ノンバンクのアイフルもストップ高となり、野村ホールディングスや三菱UFJフィナンシャルグループなどの金融株も大幅高となりました。

1ドル=98円50銭台の円安を受けて、トヨタや本田などの自動車株も買われました。

リゾートトラスト(4681)は岩井コスモ証券では高額消費関連として注目したいと述べ、4月5日にレーティングを新規に「A」で、目標株価は4,000円と発表しました。

日経ジャスダック平均は1,784円の30円高。新日本建物や陽光都市開発、日本エスコン、コスモスイニシアなど低位の不動産株にSTOP高が続出しました。

山田コンサルティング(4792)も不動産コンサルティング事業が有望視され、ストップ高となりました。

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