概況/前引け 資産インフレ期待から不動産株が続伸。ノンバンクなども高い。円安でトヨタも買われた。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,085.96ポイントの19.72ポイント高、日経平均は13,091円の258円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,146、値下がり銘柄数は471。出来高は26億4,903万株、売買代金は1兆9,091億円。

三菱UFJモルガンスタンレー証券では日銀の「異次元」の金融緩和は日本株に大きなプラス要因と論じています。

米国ではFRBが財務省証券やモーゲージ債の購入額を来年末に向けて徐々に減らしてゆくと見込まれるので、日米の金融政策の違いを踏まえれば、中期的に1ドル=100円を超える円安が進む可能性があり、円安が企業業績を支えると期待されると述べています。

また、景気が改善しなくとも、日銀が大胆な金融緩和を行えば、物価は上昇する可能性が高いと述べ、消費者物価上昇率が2%になれば、日本企業は名目で売上を伸ばせると紹介しています。人件費は売上高の9.1%(日銀短観の大企業全産業、2012年度実績見込みから)。人件費が3%上昇しても、コスト増加は売上高の0.3%以下であり、生産性改善により充分に吸収でき、企業の利益改善の余地は大きいと解説しています。

資産インフレ期待から東京建物(8804)や住友不動産(8830)、三井不動産(8801)などの不動産株が引き続き賑わい、金融緩和効果でアイフルやポケットカードなどのノンバンクも買われています。1ドル=98円30銭台の円安を受けて、トヨタや本田などの自動車株も買われています。

日本政府は7日、北朝鮮のミサイルを発射に備え、自衛隊が迎撃できるようにする破壊措置命令を出しました。石川製作所(6208) は機雷を扱っていますが、防衛関連の位置付けから値上がりしました。東京計器(7721)も無数のマイクロ波スクランブルの中から危険な周波数のみを瞬時に捉え、パイロットに警報を与える「レーダ警戒装置」を防衛省に収めているため、買われました。

中国で鳥インフルエンザウイルスの感染者が拡大していることを受け、除菌製剤「クレベリン」の需要拡大期待から大幸薬品(4574)が連日のストップ高となっています。反面、旅行会社のエイチアイエス(9603)は旅行需要減退要因となることが警戒され、小幅安となりました。

日経ジャスダック平均は1,776円の22円高。レーサムやいちごグループといった不動産関連が続伸しました。

小型建機を米国や中国や欧州に輸出している竹内製作所(6432)は円安で輸出採算の改善期待で買われました。

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