概況/大引け 大引けのTOPIXは788.74ポイントの6.88ポイント高、日経平均は9,545円の76円高。米国の財政の崖の回避の協議が年末までに合意期待や、自民党単独過半数の勢いで円安に。シャープは鴻海会長が来年3月までに出資交渉合意できると述べ値上がり。NTNとアルパインはメリルリンチの格上げで、大平洋金属と東邦亜鉛はクレディスイスの新規OUTPERFORMで高い。

概況


大引けのTOPIXは788.74ポイントの6.88ポイント高、日経平均は9,545円の76円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,268、値下がり銘柄数は287。出来高は20億1,137万株、売買代金は1兆1,428億円。

日経平均 15分足(5日間) MA(25)、MA(75)

日経平均 15分足(5日間) MA(25)、MA(75)

40名程度の共和党員が、超党派での財政の崖回避策に向け、あらゆる手段を検討するとの嘆願書に名を連ねました。夫婦で50万ドル以上の層に対して増税を容認しても良いとの提案もなされているようです。
オバマ大統領も5日の講演で、共和党が富裕層増税の必要性を認めれば、約1週間で決着できると述べたため、「財政の崖」の回避に向けた協議が年末までに合意するという期待で、昨日のNYダウは反発しました。

朝刊各紙の世論調査で、16日の衆議院選挙は自民党が単独過半数の勢いと報じられ、自民党政権下での強力な金融緩和への期待から「安倍トレード」が盛り返しました。
円相場は一時1ドル=82円61銭まで円安が進み、東京株式市場ではキヤノンやシャープやファナック、オリックスなど買われました。

シャープ(6753)は米国の半導体大手のクアルコムから最大で100億円の出資を受け入れ、消費電力を大幅に抑えたスマートフォン向けの次世代パネルを共同開発することで大筋合意しましたが、台湾の鴻海(ホンハイ)精密の会長はクアルコムからの出資受け入れは、鴻海がシャープに最大9.9%出資する交渉に影響はなく、交渉期限の来年3月までに合意できると述べたことが好感されました。

NTN(6472)はメリルリンチ証券が投資判断を「アンダーパフォーム」→「買い」に、目標株価は150円→220円に引き上げたことが注目されました。来年2月に構造改革を公表する予定で、早期退職者を700人~800人規模で募集し、人件費削減効果は約110億円と算出している模様で、国内外の生産拠点の再編も計画しているため、固定費削減効果に期待しています。

アルパイン(6816)もメリルリンチ証券が投資判断を「アンダーパフォーム」→「買い」に、目標株価は730円→1,030円に引き上げました。
BMW、ベンツといった欧州高級車向けを中心とするOEMビジネスが売上高の70%強を占めていて、バックモニター対応などディスプレイ標準装備の新車ビジネスに恵まれていると紹介しています。
テレビ用パネルを大量に製造していたシャープとパナソニックが、中小型液晶パネルの生産にシフトしてくるため、大量供給で価格が下がりそうですが、アルパインは年間のディスプレイ消費台数は400万台に迫る水準なので、10ドルの購入価格下落で30億円を超す原価削減メリットを享受できることも好材料視しています。

大平洋金属(5541)はクレディスイス証券が投資判断を新規に「OUTPERFORM」で、目標株価360円と発表しました。
短期的には中国におけるニッケル銑鉄を中心とした生産調整や相次ぐニッケル生産トラブルによる需給タイト化からニッケル市況上昇の可能性が高く、フェロニッケル専業の同社が最も恩恵を受けやすいポジションにあるそうです。

東邦亜鉛(5707)もクレディスイス証券が投資判断を新規に「OUTPERFORM」で、目標株価400円と発表しました。
亜鉛の年初来パフォーマンスは他のベースメタルに比べて非常に好調となっています。
世界の亜鉛生産量の約4割を占める中国の製錬能力はコスト競争力に劣る小規模業者が保有していて、亜鉛価格が1トン=15,000元を下回るとキャッシュコスト割れに陥る中国の小規模製錬業者が徐々に減産に入ることや、今後の閉山やLME在庫の急減による需給のタイト化等が要因と考えられ、今後も価格は強含みで推移すると予想しています。

日経ジャスダック平均は1,371円の4円高。本日新規上場のIBJ(6071)はインターネット上で結婚相手が探せる日本最大級婚活サイト「ブライダルネット」の運営をしていて、公募価格1,450円に対して、初値は2,610円で、高値は2,660円まであったものの、終値は2,465円となりました。

ジェイアイエヌはパソコン用眼鏡の「JINS PC」の売上げ好調で11月の既存店売上高が前年同月比68.3%増収となったことで買われましたが、その後の伸び悩み、代わりにリターンリバーサルが意識されたのか、メガネスーパーがストップ高となりました。

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