概況/前引け TOPIXは788.10ポイントの6.24ポイント高、日経平均は9,541円の72円高。米国で「財政の崖」の回避に向けた協議が年末までに合意するという期待でNYダウ反発し、東証も好影響。ただ、建設株はクレディスイスが格下げしたため値上がりは抑制された。

概況


前引けのTOPIXは788.10ポイントの6.24ポイント高、日経平均は9,541円の72円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,174、値下がり銘柄数は320。出来高は9億7,939万株、売買代金は5,356億円。

日経平均 15分足(5日間) MA(25)、MA(75)

日経平均 15分足(5日間) MA(25)、MA(75)

40名程度の共和党員が、超党派での財政の崖回避策に向け、あらゆる手段を検討するとの嘆願書に名を連ねました。夫婦で50万ドル以上の層に対して増税を容認しても良いとの提案もなされているようです。
オバマ大統領も5日の講演で、共和党が富裕層増税の必要性を認めれば、約1週間で決着できると述べたため、「財政の崖」の回避に向けた協議が年末までに合意するという期待で、昨日のNYダウは82ドル高の13,034ドルと反発しました。
 
東京株式市場も値上がりしていますが、建設株はクレディスイス証券が投資判断を「Overweight」→「MARKET WEIGHT」へ引き下げたため、値上がりは抑制されました。
建設株は自民党政権が誕生した場合の公共工事の増加を織り込んでいますが、株式市場関係者が期待するほど、来期に利益は増加しない可能性がある。むしろ、受注競争によって来期に建築事業の粗利率が悪化すると見ているそうです。
 
米国でシティグループが大規模な人員削減を発表し、金融株が大幅高となったため、東京株式市場でも三井住友フィナンシャルグループやアイフルなどの金融株は好影響を受けたようです。

NTNは6472)はメリルリンチ証券が投資判断を「アンダーパフォーム」→「買い」に、目標株価は150円→220円に引き上げたことが注目されました。来年2月に構造改革を公表する予定で、早期退職者を700人~800人規模で募集し、人件費削減効果は約110億円と算出している模様で、国内外の生産拠点の再編も計画しているため、固定費削減効果に期待しています。 
 
アルパイン(6816)もメリルリンチ証券が投資判断を「アンダーパフォーム」→「買い」に、目標株価は730円→1,030円に引き上げました。
BMW、ベンツといった欧州高級車向けを中心とするOEMビジネスが売上高の70%強を占めていて、バックモニター対応などディスプレイ標準装備の新車ビジネスに恵まれていると紹介しています。
テレビ用パネルを大量に製造していたシャープとパナソニックが、中小型液晶パネルの生産にシフトしてくるため、大量供給で価格が下がることも見込まれますが、アルパインは年間のディスプレイ消費台数は400万台に迫る水準なので、10ドルの購入価格下落で30億円を超す原価削減メリットを享受できることも好材料視しています。
 
大平洋金属(5541)はクレディスイス証券が投資判断を新規に「OUTPERFORM」で、目標株価360円と発表しました。
短期的には中国におけるニッケル銑鉄を中心とした生産調整や相次ぐニッケル生産トラブルによる需給タイト化からニッケル市況上昇の可能性が高く、フェロニッケル専業の同社が最も恩恵を受けやすいポジションにあると紹介しています。

日経ジャスダック平均は1,370円の3円高。ジェイアイエヌ(3046)はパソコンの発するブルーライトから目を保護するパソコン用眼鏡の「JINS PC」の売上げ好調と、11月15日から「嵐」の櫻井翔を起用したテレビCMの効果で、11月の既存店売上高が前年同月比68.3%増収となったことで買われました。

本日、ジャスダック市場に新規上場のIBJ(6071)はインターネット上で結婚相手が探せる日本最大級婚活サイト「ブライダルネット」の運営をしていて、公募価格1,450円に対して、2,430円買い気配となっています。 
全国800超の結婚相談所とその所属会員約4万3000人のデータベースを管理してマッチングサービスなどを提供していたり、現在100の飲食店が参加する婚活コンパのセッティングサイト「Rush」を運営する「レストランコンシェルジュ事業」も行っています。

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