概況/大引け 前場のREITは地銀の利食い売りで下落したが、後場は半分位は持ち直し、ケネディクスも強張る。大手不動産は冴えないが、新年度入りでリターンリバーサルから建機が小幅高。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,034.71ポイントの2.07ポイント安、日経平均は12,397円の61円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は443、値下がり銘柄数は1,179。出来高は25億9,552万株、売買代金は1兆8,255億円。

REIT(不動産投資信託)は日銀の資産買入基金の増額期待や、年度末にかけて配当取りの動きが強まっていましたが、新年度相場入りしたことで地銀を中心に利食い売りが出て、前場は広範囲に下落しました。

しかし、新年度の運用資金も入り、後場は持ち直すREITも半分位には増え、不動産ファンドのケネディクス(4321)も強張りました。

野村証券では日銀はREITの買入額を2011年8月、2012年4月、10月に100億円ずつ増額してきましたが、次の4月3日~4日の金融政策決定会合ではREITの買入額の増額の有無や増額幅、買入期限の延長が注目されると述べています。そして、日銀のREITの買入ルールの「各社の発行済み株式の5%上限」や「信用格付けAA-以上」の緩和もいずれ焦点となるだろうと解説しています。

ただ、本日は大手不動産株は反落する銘柄が目立ちました。

一方、コマツ(6301)や日立建機が小幅高となりましたが、中国の景気減速の影響で今年の株価は冴えなかったので、新年度入りを機にリターンリバーサルを意識した買いも入ったようです。

日本MDM(7600)は米国子会社が中国で人工膝関節の薬事承認を所得したことで買われ、ストップ高となりました。

三井金属(5706)は三菱UFJモルガンスタンレー証券が投資判断を「Neutral」→「Outperform」に、目標株価を190円→290円に引き上げたことが注目されました。

東京エレクトロン(8035)は大和証券がレーティングを「3」(=中立)→「2」(=強気)に引き上げ、目標株価は5,000円と発表したことで買われました。日本のNANDフラッシュメーカーは次年度の設備投資に向けて、積極的な姿勢に転じることが改めて確認できたと述べ、引き合いベースでは既に活発に推移し、本格的な装置発注は4月にも行われる見通しと報告しています。

パナソニック(6752)は2016年3月期までの中期経営3ヵ年計画を発表しましたが、赤字事業止血の具体策は明言されなかったことで売られました。

日経ジャスダック平均は1,777円の7円安。不動産ファンドのいちごグループやレーサムなどが高く、マンション開発のプロパストはストップ高となりました。

田中化学研究所は住友化学と資本業務提携を発表し、ストップ高となりました。

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