概況/前引け 欧米のイースター休暇で東証の商いも細る。REITの値下がり目立つ

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,030.56ポイントの6.22ポイント安、日経平均は12,331円の4円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は347、値下がり銘柄数は1,288。出来高は11億9,651万株、売買代金は7,568億円。

3月31日がキリスト教の復活祭で、本日29日(金)は聖金曜日の祝日で欧米株式市場は休場で、欧州は4月1日(月)もイースターマンデーの祝日なので、海外投資家の買いが細るという見方で、東京株式市場は揉み合いとなりました。

昨日東証から発表された投資主体別売買動向で、3月第3週(3月18日~22日)の週は外国人が日本株を918億円売り越していて、アベノミクスを評価して日本株に見直し買いを入れていた外国人投資家も19週振りの売り越しとなりました。ただ、先週の売り越しはキプロス問題により欧州投資家がリスク回避の姿勢を一時的に強めた要因が大きいと見られています。

本日の東京株式市場ではREIT(不動産投資信託)が広範囲に売られました。日銀の資産買入基金の増額期待や、年度末にかけて配当取りの動きが強まっていましたが、新年度相場入りしたことで地銀を中心に利食い売りが強まっているそうです。不動産ファンドのケネディクスも下落しています。

パナソニック(6752)は中期経営3ヵ年計画を発表しましたが、売られました。クレディスイス証券では投資判断は「OUTPERFORM」継続ですが、注目していた「リストラの時間軸」は期待値を下回ると解説しています。大きな資産売却は発表されず、TVや半導体や携帯電話などの撤退は前提としていない模様。そのため、リストラに時間を要するほどに、売上高の減少ペースに固定費削減が追いつかないリスクが残されたままとなると述べています。

一方、写真処理機大手のノーリツ鋼機(7744)は、レセプト(診療報酬明細書)分析を手掛ける日本医療データセンターなどのオリンパス(7733)の4つの子会社を買収すると日経新聞で報じられ、業容拡大期待から買われ、ストップ高となりました。

FPG(7148)が昨年来高値を更新しました。航空機、船舶、海上輸送用コンテナを対象としたオペレーティングリース事業の組成・販売・管理を手がける会社で、2010年9月にジャスダック市場に新規上場して、2011年10月に東証2部市場に、2012年10月には東証1部市場に昇格し、東証1部上場に伴う信用力・知名度の向上が業容拡大に大きく貢献しています。

日経ジャスダック平均は1,773円の11円安。

田中化学研究所(4080)は住友化学(4005)と資本業務提携を発表し、ストップ高買い気配となっています。住友化学が第3者割当増資を引き受けます。田中化学研究所は発行済み株式総数の10%弱に当たる125万株を新規に発行し、約4億円を調達し、リチウムイオン電池向け製品の増産設備や研究開発に必要な設備に振り向ける計画です。共同研究も進めるそうです。

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