概況/前引け キプロスとロシアの協議が不調で、東証も下落。自動車関連が安い。リブセンスは利用料の値上げを検討で高い。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,048.16ポイントの9.94ポイント安、日経平均は12,446円の189円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は567、値下がり銘柄数は1,020。出来高は14億7,239万株、売買代金は1兆536億円。

モスクワを訪れているキプロスのサリス財務相が、ロシアは融資は拒否したものの、キプロスのエネルギー業界への投資を検討していることを明らかにしました。ECB(欧州中央銀行)はキプロスが25日までに救済策で国際債権団と合意できなければ、銀行への緊急流動性支援を打ち切ると通告しました。EU(欧州連合)の高官はユーロ圏が欧州経済に影響が波及しないよう、キプロスのユーロ離脱も視野に準備しているとも明らかにしたとロイターは伝えています。

キプロス問題が警戒され、昨日のNYダウが下落し、東京株式市場も売られました。1ドル=94円90銭台の円高でトヨタやブリヂストンなどの自動車関連が敬遠され、日立国際電気やブイテクノロジーなどのハイテク株も値下がりしました。

公示地価が昨日発表され、一旦はイベントも終了したという見方で、東京都競馬や東京ドームなどの土地持ち企業も値下がりし、不動産ファンドのケネディクスも売られました。

ただ、片倉チッカリン(4031)が土地持ち企業して注目され、図書印刷もPBRの低さから買われました。

オンワード(8016)はゴールドマンサックス証券が投資判断を「中立」→「買い」に、目標株価を680円→870円に引き上げたことで注目されました。百貨店アパレルの最大手でシェアを拡大しており、百貨店売り上げ増加のメリットが今後顕在化すると予想しています。収益浮揚に自信が出れば、株主還元強化も期待できると述べています。

リブセンス(6054)は求人数の伸びを受けてサイトのユーザーが拡大する中、利用料の値上げを検討していると村上社長が語ったことがブルームバーグで報じられ、収益拡大期待から買われました。

本日、東証1部市場に新規上場したブロードリーフ(3673)は自動車アフターマーケット向けシステムを提供するパッケージソフトウェアベンダーで、公募価格1,080円に対して、初値が1,200円でその後一時1,500円のストップ高まで買われました。整備見積書の作成、部品の仕入・販売の効率的な受発注を行う販売管理用ソフトウェアなどを扱うシステム販売、ネットワークを利用した各種サービスを提供するネットワークサービスを行っています。

日経ジャスダック平均は1,779円の0.79円安。イナリサーチ(2176)はiPS細胞を使う再生医療の研究受託事業を始めると日経産業新聞で報じられ、ストップ高となりました。まず移植の安全性確認を請け負い、ヒトでの臨床研究の前にサルを使った動物実験の需要が増えると判断したそうです。

日本銀行(8601)の出資証券が売られました。黒田新総裁の就任会見を昨日終え、目先の材料が出尽くしたという見方から利益を確定する動きが出ているようです。

戻る