概況/前引け ユーロ圏財務相がキプロスに対して10万ユーロ未満の預金は全額保護することを認めたため反発。広範囲に値上がりしたが、海運株が再び高い。

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは1,045.86ポイントの17.52ポイント高、日経平均は12,467円の246円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,357、値下がり銘柄数は257。出来高は15億4,899万株、売買代金は9,754億円。

ユーロ圏財務相が昨日の電話会議で、キプロスに対する支援の条件として挙げていた、預金に対する課徴金について方針を変更し、10万ユーロ未満の預金は全額保護することを認めました。そのため、取り付け騒ぎなどの動揺も軽減されるという見方から、昨日は340円安となった日経平均も本日は7割ほどは失地を回復しました。

円相場も1ドル=95円65銭近辺と円安方向に戻ったため、トヨタ(7203)やマツダ(7261)などの自動車株、ソニー(6758)などの電機株も反発し、第一中央汽船(9132)やNSユナイテッド海運(9110)などの海運株も再び買われました。

TPR(6463)はいちよし経済研究所がレーティングを新規に「A」で、フェアバリューは1,800円と発表したことで注目されました。ピストンリング3社の一角で、トヨタ自動車向けが約30%を占めるため、トヨタ自動車の世界生産拡大に伴う数量効果が期待されることや、燃費改善に貢献するシリンダライナーは欧米メーカーのエンジン小型化と海外生産の加速を背景に拡販が進む見通しと述べています。

日本電工(5563)はクレディスイス証券が投資判断を「Neutral」→「OUTPERFORM」に目標株価も180円→350円に引き上げたことが注目されました。円安が合金鉄の売価に反映される第2四半期(4~6月)にかけて利益は急回復と予想し、2013年12月期の営業利益は32億円(前期比14%減益)→55億円(前期比47.7%増益)に、2014年12月期は38億円(前期比18.7%増益)→61億円(前期比10.9%増益)に上方修正しました。

学情(2301)は新卒を中心に第2新卒などの20歳代の就職・転職情報を行っているため、景況感の改善で合同企業説明会「就職博」や就職情報サービスが繁忙になると期待され、買われました。

日経ジャスダック平均は1,751円の7円高。カルナバイオサイエンスや翻訳センターが買われました。

翻訳センター(2483)は医薬分野や特許分野の翻訳に強みを持ち、これらの分野は公的機関への申請関係に利用されることもあり、高度な専門性が要求されるので価格競争には陥り難いことが評価されています。

東証マザーズ市場のエニグモ(3665)は岩井コスモ証券は投資判断を新規に「A」で、目標株価は12,000円と発表しました。日本で発売されていないブランド品などを購入できるショッピングサイト「BUYMA(バイマ)」を運営している会社で、スマートフォン経由の登録者が増加し、前2013年1月期の営業利益は前期比2.9倍の5億9,700万円で、今2014年1月期の営業利益は12億円(前期比2倍)と予想しています。

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