概況/寄り付き ユーロ圏財務相会合がキプロスに対し少額預金の全額保護を求める声明を発表したため東証は広範囲にわたる銘柄が反発。日本電工はクレディスイスの格上げを好感。

概況


TOPIX 日足 MA(25/75)

TOPIX 日足 MA(25/75)

今朝の外国証券6社による寄り前の注文状況は売りが1,800万株、買いは2,720万株でした。

9時15分時点のTOPIXは1,043.81ポイントの15.47ポイント高、日経平均は12,450円の230円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,429、値下がり銘柄数は144。

昨日のNYダウは62ドル安の14,452ドルでした。ユーロ圏のキプロス共和国に対する金融支援策に銀行預金への課税が盛り込まれたため、南欧の債務懸念が再燃し、昨日の米国株も下落しました。

ただ、今朝の東京株式市場は反発して始まっています。

ユーロ圏財務相会合が昨日、キプロスに対し少額預金の全額保護を求める声明を発表したことが安心されました。ユーロ圏財務相会合は電話会議を実施し、声明でユーログループはキプロスの少額銀行預金者が、大口預金者と別に扱われるべきと確信しており、10万ユーロ下回る預金の全額保護の重要性を再確認した」と表明しました。

ユーロはやや落ち着きを取り戻し、円相場は1ドル=95円40銭近辺と、昨日の94円76銭と比べるとやや円安方向を取り戻しています。東京株式市場では日経平均は昨日340円安と大きく売られましたが、今日は事態の沈静化が図られているため、買いも入り広範囲にわたる銘柄が反発しています。

日本電工(5563)はクレディスイス証券が投資判断を「Neutral」→「OUTPERFORM」に引き上げ、目標株価は350円と発表したことで買われました。

NTT都市開発(8933)はバークレイズキャピタル証券が投資判断を「アンダーウエイト」→「オーバーウエイト」に引き上げたことが注目されました。

ミスミグループ本社(9962)は大和証券がレーティングを「3」(=中立)→「2」(=強気)に引き上げ、目標株価は2,900円と発表し、買われています。海外売上高伸び率は第1四半期が前年同期比8%増、第2四半期が同16%増、第3四半期が30%増となっています。加えて2014年3月期からは買収した米金型部品メーカーも本格的に売上貢献するため、さらに海外比率は高まる公算と解説しています。

一方、昨日イオン(8267)による買収観測報道でストップ高となったダイエー(8263)は反落しました。

経済産業省が愛知県沖で進めていたメタンハイドレートの採取試験を中止したと発表したため、日本海洋掘削(1606)も売られました。ガスの生産設備に不具合が生じたためで、実用化への道のりが厳しいことを改めて浮き彫りにしたと報じられています。

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