概況/大引け 20日に就任する黒田日銀新総裁が来月3~4日の会合を待たずに臨時会合を開くという期待で不動産株が大幅高。安倍首相が明日TPP交渉参加表明で農業振興策にも期待。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,038.17ポイントの6.75ポイント高、日経平均は12,381円の141円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,020、値下がり銘柄数は554。出来高は28億6,205万株、売買代金は2兆653億円。

10年前の3月20日に就任した緩和派の福井新総裁は、直後の25日に臨時の金融政策決定会合を開いて緩和策を発表したので、今回も黒田新総裁は来月3~4日の金融政策決定会合を待たずに臨時の金融政策決定会合を開くのではないかという期待から、大京(8840)や三菱地所(8802)、三井不動産(8801)などの不動産株が買われ、不動産ファンドのケネディクス(4321)は日銀の資産買入基金によるREITの購入拡大期待もあり、一時ストップ高となりました。

大京(8840)は3月11日に「サーパス」ブランドで分譲マンションを販売している穴吹工務店(高松市)を307億円で買収すると発表し、新築マンション発売戸数で6位の大京と15位だった穴吹工務店が一緒になることで4位連合となり、マンションの管理戸数では業界トップに浮上することが有望視されています。

安倍首相が明日、TPP(環太平洋経済連係協定)の交渉に参加することを表明すると報じられ、安い農産物の輸入品の増加で打撃を受ける国内の農家の振興策を講じることも期待され、株式市場では井関農機(6310)や肥料会社の片倉チッカリンなどが買われました。

保土谷化学(4112)は2013年度をメドに有機ELの蛍光式青色発光材料の寿命を現状のおよそ2倍にすると日刊工業新聞で報じられ、関心を集めました。スマートフォンなどのディスプレー用途では初期の輝度が3%減衰するまでに2,000時間程度の寿命を想定。照明向けでは同30%減衰までに5万時間程度を目標とする。

反面、日本海洋掘削や三井海洋開発などのメタンハイドレート関連は利益確保の売りに押され反落しました。

日経ジャスダック平均は1,729円の15円高。直近新規公開株のソフトマックスは反落し、オイシックスも高値からは下落しましたが、本日新規公開したオルトプラス(3672)はソーシャルゲームの開発会社で、公募価格1,500円に対して、3,450円買い気配となっています。

ジャスダック市場ではガンホーオンライン(3765)が反発し、ジャパンティッシュエンジニアリング(7774)は昨年製造販売承認を得た自家培養軟骨「ジャック」が厚生労働省かの協議会が保険適用を了承したことでストップ高となりました。

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